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こんにちは、しろこです。
ブログ開設からなんと7年目に突入しました!
いやーーーーーー、、、、、続くもんですね(笑)いつの頃からか、ほぼ観劇ブログと化しておりますが(^o^;)
そんな観劇ブログに時たま登場する、毛色の全く違う観劇レポ。
文楽、石見神楽に続いて今回のレポは・・・
京劇です!
・・・キョウゲキ?
・・・巨人のやつ?
それはシンゲキです。
そんな一人ノリツッコミは置いといて、京劇です、京劇。
ざっくり言えば、中国の古典芸能(…でいいんですよね??)。
2022年に宝塚雪組で上演された『蒼穹の昴』の中で京劇のシーンがあって、「京劇をちゃんと観てみたい!」と思って早4年。
『蒼穹の昴』観劇直後にいろいろと調べて、どうやら「新潮劇院」という劇団が年に1回大阪で公演をしているという情報を得たのですが、なかなか予定が合わず気づけば4年経ってました(^_^;)
私を京劇の世界に誘った朝美絢さんと眞ノ宮るいさん(『蒼穹の昴』の京劇シーンで立ち回りを演じていた2人)はスゴい。
そしてそれからずっと興味を失わなかった私もスゴい(自画自賛)。
京劇を初観劇するにあたって、演目などの情報収集のために新潮劇院のウェブサイトを隅々まで見ていたら、なんと劇団主宰者の方々が『蒼穹の昴』の京劇シーンに関わっていたと判明。謎に感激しました。
チケットは通常チケットに加え、「特別限定チケット」なるものがありました。
良席確保の上にステージツアー付き!
学生時代に舞台制作を専攻していた(今ではすっかりただの)舞台好きが、「ステージツアー」という魅惑的な響きに抗うことなんてできるでしょうか。
否、能わず。
というわけで、張り切って特別限定チケットを購入♪
ステージツアーの開始時間は16時30分。開場は15分前とのことだったので、16時15分頃にホールに着いてトイレに行ってから客席に入ったら・・・
ん? もうとっくに始まってる??
どうも、早くに人が集まって手持ち無沙汰だったので、京劇の豆知識や裏話、技を披露していたみたいです。なんてサービス精神旺盛なんだ。なんて手作り感満載なんだ。何だかお客さんも常連さんっぽいぞ。もしかして場違いだったか!?(;・∀・)(※もちろん杞憂に終わりました)
舞台上にいたのは化粧だけ終わっている状態の役者さんたち。なので、首から上と下とがすごいアンバランス(笑)
顔の表情は化粧を通してしか分かりませんが、見得を切るときに目の表情がガラッと変わる(カッ!と見開かれる)のが印象的でした。
というか・・・歌舞伎の見得と同じもの(と言っていいのかは分からないけれど)が京劇にもあったんですね。それすら知りませんでした。。。
ステージツアーでは、舞台に上がってセットや楽器を間近で見ることができました。
自分も楽器を演奏しますが、京劇の伴奏で使用される楽器は見たことがないものばかり(@_@;) 楽譜は数字!!!!!!(たしか、箏の楽譜は漢数字だったと思いますが、 中阮(ちゅうげん)という楽器の楽譜は算用数字でした)
京劇では、セットや武器などの小道具にはお金をかけず、消耗品と割り切って使っているとのこと。ボロボロの机でも、刺繍の入った綺麗な布を被せれば分からないからOKなんだそうです。
楽屋見学では、さっきまで技を披露してくれていた役者さんと写真まで撮っていただけて大感激☆ 普段は自分の写真を撮られるのが嫌いなしろこですが、この日は(ちょっと躊躇ったけど)撮っていただきました。
ステージツアー前に技を披露していた役者さんたちや、衣装や小道具などの写真もいろいろ撮らせていただいたのですが、ブログなどに載せていいのか確認できなかったので載せるのはやめておきます(_ _;)
それにしても・・・自分も演奏で舞台に立つことがありますが、本番前にこんなにいろいろサービス(?)してくれるってすごいなぁ。。。いやもちろん趣味でやってる自分と比較してはいけないと思いますが、裏も表も全部見せます!という心意気が素敵でした(笑)
上演されたのは以下の4演目。あらすじは新潮劇院のウェブサイトから引用させていただきました。
①ー三国志ー 二将軍(にしょうぐん)
「錦馬超」の異名を持つ名将・馬超と、劉備の義弟にして豪胆な猛将・張飛との一騎打ち。
②ー楊家将演義ー 穆柯寨(ぼくかさい)
中国で人気ある歴史小説『楊家将演義』の一節。後に楊家を支える女将軍となる穆桂英と、楊家の若武者・楊宗保の出会いを描く。
③西遊記ー五行山(ごきょうざん:原題「五百年後孫悟空」)
天界で大暴れした孫悟空がお釈迦様に封じられて五百年。天竺へと向かう三蔵法師と出会い、新たな旅立ちを迎える。
④覇王別姫(はおうべっき)
楚漢戦争の末期、四面楚歌の故事を背景に、追い詰められた英雄の哀しさと、愛する者との別れをドラマチックに描く。
「そういえば、だいぶ前にテレビで放送された映画『さらば、我が愛/覇王別姫』を録画して、まだ見てないなぁ…。予習がてら見ておこう」と観劇前日に思ったものの、3時間の超大作映画だったので時間が取れず断念(で、結局未だ見られていない(><))。
でも、そんな私のような人でも心配ご無用。
歌舞伎や能など、古典芸能と呼ばれるものは総じて、「敷居が高いのでは?」「知識がないと分からないんでしょ?」と思われがちですが(知識はあるに越したことはないですが)、今回は分かりやすくて面白い、「軽妙な語り口」という言葉がピッタリなレクチャー(前説・解説)がありました。
また、中国語のセリフには字幕が付いていたし、セリフだけではなく、何を表している動きなのかも要所要所で表示されていました。字幕付きで上演する際は、席によってはどうしても字幕が見えづらくなってしまいますが、立ち回りだけでも十分見応えがあります(というか、字幕を見ないほうが立ち回りを集中して見られる(^_^;))。
①は、『蒼穹の昴』を観て以来、「そうそう、京劇のこれが観たかったの!」と思っていたザ・立ち回り。つい数十分前に一緒に写真を撮ってくださった方が出ていて(その方も『蒼穹の昴』で京劇指導補佐をされていたようです)、一人「ぬおっΣ(゜゜)!!」と思いながら観ていました(笑)その節はどうもありがとうございましたm(__)m ゆっくりな動作で相対するのは、長距離を騎馬で戦っている様子を表現しているそうです。解説で聞いていなかったら、きっと「?」となっていたと思います。歌舞伎に型があるように、京劇にもいろいろな型があるそうです。
②は、勇ましい女将軍と若武者の一騎打ち! 女性と男性の立ち回り! ・・・と思って観ていたら、だんだん女性の表情が変わってきて・・・なんというか、ガツガツ・グイグイくる女将軍(きっと若武者よりだいぶ年上)に、負けて捕らえられた若武者がタジタジになっている、というコミカルな構図に。解説で、京劇に出てくる女性のことを言ったのか、中国の作品全般に出てくる女性のことを言ったのか忘れましたが、登場する女性は「自分を愛してくれる男性がいい派」と「とにかく自分が愛したい派」に分かれるそうです。
③は、日本でもおなじみの西遊記。でも、三蔵法師と旅に出る前、孫悟空が五行山の下に封じられて500年経ち、地上(?)に出てきた時の話。孫悟空の衣装が緑なのは、体に生えた苔を表しているそうです。頭の毛はボサボサのボンバーヘッド、足取りもヨロヨロ。演じていたのは日本人の京劇俳優の方で、子供の頃に京劇の『孫悟空』を観て、「僕もあれやりたい!」と思って、将来、中国京劇院に所属した唯一の外国人(日本人)京劇俳優になられたとのこと。まさに運命の出会いだったんでしょうね☆ 身体能力が高くて動きがしなやかで、三蔵法師の馬を引いて舞台上を周る時の動きがまるで本物のサルでした(褒めてます)。相当サルの動きを研究されているんだと思います。
あ、ちなみに、三蔵法師は日本の芝居ではなぜか女性が演じるようになっていますが(夏目雅子のイメージ?)、無論、三蔵法師は男性ですので(苦笑)
④は、終盤、虞姫(虞美人)が2本の剣を振り回す剣舞が美しかったです。上半身を大きく反らせる振り(フィギュアスケートの「イナバウアー」状態)もすごかった。特に剣舞は、軽々とやっているように見えましたが、そんなはずはない。でもそう見えるというのは、鍛錬の賜物でしょうね。
京劇は元々、ガヤガヤしている場所で上演するものだったそうです。だからよく聞こえるように、セリフも歌も独特の高い声(歌舞伎の女形のような声)で発声するようになったのでしょうか。初めて聞いたので最初は正直「!!?」でした、「こんなセリフ回しなの!?」って(すんません)。観る側の「慣れ」の問題です(;´Д`)
上演中はもちろん撮影禁止ですが、カーテンコールは撮影可。全員が写真に収まるように集まる時に、前に出るのを躊躇っている方々が1人や2人ではなく、それに対して司会の方が「みんな派手な格好してますけど控えめなんです」とおっしゃっていました(笑)そういえば、ステージツアー前の前説の時も、舞台上にいる方が舞台袖にいる方を呼んでもなかなか出て来ず、舞台袖から引っ張り出してきてたな(笑)
会場に入った時から後にするまで、終始、和気あいあいとした空気でした。役に大きいも小さいもないとは言われるけど、主役を張るような人が端役をやったりもしているそうで、きっとみんなで作っているというチームワークの良さがいい雰囲気を生んで、それが観る側に伝わっているんだろうなと思いました。
終演は午後8時頃。当日中に東京(の奥の方)に帰らないといけないとのことで、カーテンコールでは化粧を落として普段着姿で登場した方もおられました(司会者からその旨事前申告あり)。あの日は東から西に進む台風15号が関東に接近していましたが、皆さん無事に帰れたのでしょうか。。。(T_T)
しろこ史上初、念願の京劇鑑賞。
京劇、ハマりそうです。
というか、新潮劇院にハマりそうです(笑)












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