お茶出しのマナー~基本はあくまで基本に過ぎない~

一人総務の秘書的仕事術

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こんにちは。しろこです。
最近驚いたことがあります。

それは、「お茶出しをしたことがない人が意外と多い」ということ。

私は一人総務歴が長いのでお茶出しも仕事の一部なのですが、よくよく考えてみると、お茶出しに縁のない職種の方が多いよねぇ。。

最近では「お茶出しが女性社員だけの仕事なんて性差別だー!」という声も上がっていますが、私、お客さんにお茶出すの(というか、お茶を淹れるのが)結構好きなんです(だからって、世の女性がみんな好んでお茶出しをやっているのではないのだ!)。

以前、同僚たちが「今日しろこさん居ないから、誰かお茶出して」と言われて、出し方が分からなくて困ったという話を聞いたので、今日はお茶出しについて書こうと思います。

サブタイトルにあるように、基本はあくまで基本に過ぎません。

マナーや基本を説明したサイトはたくさんあるので、このブログではそこらへんはサラッと。それよりも、お茶出しに慣れている人にとっては「あるある」な場面とその対処法をご紹介します!

マナーや基本を知っておいて損はないけど(むしろ知っておいた方がいいとは思う)、実際は教科書どおりにはいかないわよ~(^m^)むふっ。

<何を出すか(教科書的には)>
・コーヒー(温)
・緑茶(温)←こちらがおすすめ

<何を出すか(経験則では)>
お客さんとの関係性や季節による。
ぶっちゃけ何でもいいと思う(←元も子もないことを言ってみる)

上司のお客さんだけど、自分も軽く雑談するような相手だと、リクエストを聞くこともあります。お中元とかお歳暮でいただいたジュースを出すこともあります。5人以上のときはペットボトルのお水を配ることもあります(※コロナが出始めてからはペットボトルオンリーです)。

また、温かい飲み物を出そうと準備していても、応対したときに暑そうにしていたら冷たい飲み物に変更します。出した瞬間にゴクゴクッと飲み干されたら(夏場はたまにある^^;)、すぐに新しいお茶(今度は温かいの)を出します。

教科書的にはコーヒーか緑茶と書きましたが、緑茶にしておいたほうが無難です。

過去に、「お客さんに出すのはコーヒー」という職場がありましたが、何度かお茶出しをしてみて、たまにコーヒーに全く手を付けない人がいることに気がつきました。

世の中にはコーヒーが飲めない人や苦手な人がいます(私も飲めるけど苦手)。今まで数え切れないくらいお茶出しをしてきましたが、今のところ緑茶に手を付けなかった人はいません。

というわけで、ここからは緑茶(温)を出すことを前提に話を進めます。

おいしいお茶の淹れ方はググってください。

しろこ
しろこ

いえ、決して説明を放棄しているわけではありません。

私が説明するより、お茶屋さんが説明するほうが確実ですから(笑)

私が説明したいのは淹れ方じゃなくて、入室してからの出し方です!

<お茶の出し方(教科書的には)>
①サイドテーブル(なければ応接机の端)にお盆を置き、湯呑と茶托をセットする。
②「失礼いたします」と言って、上座(一番ドアから遠い場所)のお客さんから順に、お客さんの右側から出す(※湯呑に模様がある場合は、模様がお客さんに見えるように置きましょう)。

①はともかく、②は実際はこんなふうにいかないことの方が多いです。

なぜなら

A. 上座に一番上の人が座っているとは限らない、とか、
B. 部屋が狭かったり、椅子の後ろに荷物を置いていたりして、お客さんの後ろから右側に回れない、とか、
C. 机の上にパソコンやら書類やらを置いていて、お茶を置くスペースがない、とか、
D. すでに話し始めているときに、「失礼いたします」の声掛けはかえって邪魔、とか、
E. お客さんに出したお茶を、「先生お先にどうぞ」と言って身内(私の上司)に譲られる、とか、
F. なぜかお客さんがこちらの分までペットボトルの飲み物を持ってきてくれてる、とか、

ということがよくあるからです。まあ、最後の2つは特異な例ですが(笑)(会社では経験したことありませんが、研究室ではたまにあります)

Aについては、誰が一番上の人か分かる場合はその人から出します。分からなければ奥の人から出します。年下上司の場合もあるので、見た目で判断はしません。

Eについては、上司に任せる。Fについては、ありがたくいただく。その上で用意したお茶も出す。

では「あるある」の中でも一番多いB、C、Dについてですが・・・

私が考えるお茶出しのマナー・基本は、「一番安全な方法で出し、邪魔にならないようにすること」です。

「安全な方法」というのは、無理のない体勢で出せること。

椅子や荷物につまづいたり、引っかかったり、お客さんにぶつかったりする可能性が一番低い場所から出します。お客さんの左側からだろうが、正面からだろうが構いません

「邪魔にならないように」というのは、会話の邪魔にならないように、と、机の上で邪魔にならないように、です。

右側から出せなくても、「左側から失礼します」や「正面から失礼します」は言わなくて構いません。机の上が資料でいっぱいになっているようなら、お茶は机の端にかためて置いておくのも手です(たいていはお茶に気づいて資料を少しよけてくれますが、よけてくれないときもあります)。

ちょっとくらい椅子を前に動かしてくれてもいいのに・・・と思うこともありますが(こらこら)、世の中気づいてくれる人ばかりじゃありません。

手前に気の利いた人が座っていると、小声で「回します」と言って奥の人に送ってくれます。そんなとき私は、心の中で感激の涙を流しています。くうっ、ありがとう。。(T^T)

マナーの本質は相手を不快にさせないこと

「教科書には◯◯って書いているから、その通りにしなくちゃ!」なんて思う必要はありません。

入室したら、落ち着いて一度部屋を見渡しましょう。何回か経験すると、どう出せばよいかパッと分かるようになると思います。

本質がわかっていれば、臨機応変に対応できますよ♪

<おまけ>
ちなみに、職場で購入してるお茶は300gで1,000円くらいのお得パックです(今買っているのがまさにこれ↓)。

お得パックでも、きちんと淹れれば高級茶並みに(言い過ぎ?)美味しくなります!

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