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こんにちは、しろこです。
拙ブログを開設して5年。初の野外ライブのレポです！
その野外ライブとは・・・
スターダスト☆レビュー＠さぬき市野外音楽広場テアトロン！！
スタレビファンの方にとっては、きっとおなじみの会場。
スタレビファンでない方にとっては、「・・・どこ？」ですよね（苦笑）
さぬき（讃岐）＝香川県という認識すらないかもしれない(；´∀｀)
かくいう私は大阪在住歴20年ちょい。
スタレビは好きだけど、ぶっちゃけ詳しくはない。
なのになぜ、「どこ？」と思われるような場所で行われるライブに行ったかというと・・・地元なんです、さぬき市が（笑）
実家に住んでいた頃、毎年夏になると、テアトロン近郊の道路沿いに、◯月✕日にスタレビのライブがあるので交通規制を行うという旨の看板が出ていました。
そして思っていました。
「こんな辺鄙な所に、こんなド田舎に、わざわざ東京からライブに来るなんて、もの好きな人たちだな・・・」って(^_^;)
地元民は地元のポテンシャルに気がつかないものです。
テアトロンがある大串半島は、昔からしろこ家のドライブコース。
言ってみれば、私にとっては「当たり前の見慣れた風景」
が、都会に出てきて20年。今は地元のポテンシャルが分かります。
2017年にゴスペラーズ目当てで行ったサウンドクリエイターのライブイベントにスタレビも出演していて、ゴスペラーズよりも三浦大知さんよりもスタレビに惹き込まれた私（え、レアケース？）。
「そういや地元で毎年野外ライブやってたよな・・・」と思い、「今年もあるなら行ってみん？」と母しろこを誘ってみたら、「私もずっと気になっててん！」と超ノリノリな回答があり、その年の夏、初めてのスタレビ＠テアトロンへ。
親子ともどもスタレビのライブ巧者っぷりにハマり、また行こうと言ってから、予定が合わずに早8年。時の流れにただただビビる。
アクセス情報（自家用車による送迎の場合）
会場から徒歩30分くらいの場所に、自家用車とタクシーの乗降車場があります。
乗降車場から大串半島のてっぺん（シャトルバス乗降車場）までは、↓のような道を歩きます。1人だとちょっと怖いと思う。（※行きは雨風で撮影どころではなかったので、帰りに撮った写真です）
シャトルバス乗降車場までは上り坂を徒歩約10分、シャトルバス乗降車場から会場までは下り坂を約20分です。
乗降車場から会場までは下り坂ということは、帰りは上り坂です。それなりに覚悟してください（苦笑）
トイレ問題
トイレ少ないです。
少ないから長蛇の列になるのに、列がさばけていません。
シャトルバス乗降車場の最寄りのトイレは、テアトロンがある大串自然公園に元々設置されているもので、個室の数は恐らく数個。10分くらい並んだけど、諦めて列を離れた人の分しか進まなかったので私も諦めました。こちらのトイレには列をさばくスタッフすらいません。 ここで行くより、開場してから会場内の仮設トイレに並ぶ方がマシです。
会場内に元々設置されているトイレも数個。あとは仮設トイレが、男子７個、女子14個設置されていました。
こちらには一応スタッフがいましたが、指示も動きもなってない。
ぜひフェスティバルホールや宝塚大劇場のスタッフに教えを請うてください。
トイレの列をいかにさばくかを・・・(-“-)
今回の担当者が初めての人だったとしても、何十年も開催してるんだから、運営側にそれなりのノウハウが蓄積されてるんじゃないんですか・・・。
私の後ろでトイレ待ちをしていた、スタレビ＠テアトロンの常連と思われる人が、トイレ待ちの列が長いと開演時間を待ってくれると言っていましたが、ほぼ定刻に始まりました。
「何で『ロッキーのテーマ』？」と思っていたら、病気療養中だったパーカッションのVOHさんがカムバックされたからだったようです（トイレからステージは見えないので、会場の雰囲気から判断）。
そして、「あーん最初から観られなかったー(TOT)」と思っていたら、トイレ待ちの列の後方から拍手や歓声。「何でこんな所で？」と思い振り返ったら、根本さん以外のメンバーが歩いてくる！
根本さんとVOHさんは舞台袖から登場、他のメンバーは客席後方から登場するという粋な演出でした。
座席
2017年はただのブロック指定（ブロックのみ指定）だったと記憶していますが、席も指定になっていました（芝生自由席もあり）。
石の長椅子に番号札が貼ってあり、自分の番号札が貼ってある椅子が自分の席です。
言葉で説明するとちょっと分かりにくいんですが、客席の後方から階段を下りて席に移動するので、番号札は後方から見て正の位置に貼られています。
なので、「あ、自分の番号あった！」と思ってその番号札が自分の前（足元）に見える席に座ると、本来の自分の席の一つ後ろの席に座ることになるのでご注意ください。
座った椅子の右後ろに書いている番号とチケットに書いている座席番号が同じであれば合っています。
感想／セットリスト
【開演】14:00
【終演】17:00頃
＜セットリスト＞
こしゃくなレディ
All I Do
Feel me, See me, Hold me
雨あがり
夏のシルエット
Lonely ≠ Story
渇いた朝
You Can Change My Life ー愛が生まれたー
ナントとカナルの物語
夏の思い出
My Girl
街まで50マイル ーMy Old Friendー
Mystery Of Love～囚われの愛
Danger Lady
木蘭の涙
KEEP ON ROLLIN’
Get Up My Soul
星屑兄弟
道～The Song For Us～
＜アンコール＞
夢伝説
ゴールデンタイム・ヒーロー
スタレビは好きだけど、詳しくはない。知っている曲もほとんどない。
21曲中、ちゃんと知っていたのはたったの2曲でした（『木蓮の涙』と『夢伝説』）。
でも楽しめる。それってとてつもなくすごいことだと思います。
群を抜いたトーク力も、さだまさしか根本要かと思う（笑）
印象に残ったトークは以下のとおり（歌は？）。
「とある番組でナイナイの人がテアトロンに来てて、ここで有名なアーティストがライブをやってるって紹介してたの。例えば小田和正さん。それから『ス』って言ったんだよ。ここにいるみんなだったら『スタレビ』って思うじゃん。『スピッツ』だって。俺たちはまだまだだな」
「45周年なのに知る人ぞ知るバンドだからね。『隠れた名曲』って言われるけど別に隠してねーし」
（最初のMCで全員が前に出てきた時に）
「前に出てきましたけど別に何もしませんから。これ（ステージを覆う雨除けのテント）があるから、客席の後ろの方の人は後ろのメンバーが見えないじゃないですか。だからトークのたびに前に出ることにしました」
（柿沼さんの曲『渇いた朝』に対して）
「加湿器つければいいじゃん」
（『You Can Change My Life』を歌う前に）
「サビの歌詞が難しいんだよ。いいバラードだから前で歌いたい。でもサビになったらここ（歌詞が表示されていると思われるモニターの前）に来ます。変な動きをするけど笑わないように！最初に言っとくよ！」
（『You Can Change My Life』の冒頭で間違えて）
「こういうイントロの曲です。もう最初から（歌詞を）見て歌います」
（添田さんの夏の思い出話）
夏休みに祖父母の家へ。近所の小学校にある二宮金次郎の像が夜中の3時頃に歩くという噂があり、夜な夜な家を抜け出して見に行っていた。数年後に祖父母宅に行ったら、「二宮金次郎の像の近くに子供の幽霊が出る」という噂に変わっていた。
「それ、多分僕のこと」
（北海道でライブをやった時、同じ日にサザンオールスターズとジャニーズのライブがあった）
「これは（客入りが）厳しいなと思ってたんだけど、蓋を開けてみればチケットは完売。俺なりに考えてみた。サザンのライブに行こうと思ったけどチケットが取れなかった、でももう行く気満々だった人たちが、他に何かライブないかなと思ってスタレビを見つけたんだよ」
また、VOHさんへの溢れんばかりの愛がそこかしこで感じられ、いじり倒しても口が悪いことを言っていても、寄り添い見守っているのが痛いほど伝わってきました。
これまで好きになったアーティストは山ほどいますが、そのほとんどがいつの間にかまったく興味がなくなりました。
その中でもずーっと好きでい続けているアーティストがいます。
それは、葉加瀬太郎さん、ゴスペラーズ、レ・フレール。
共通するのは温かさ。どこかで借りてきたような言葉じゃなく、自分の言葉で喋る。仲が良い。心から音楽を楽しんでいる。自然体。
私がスタレビに惹かれたのは、このすべてが彼らにも当てはまったからだと思います。
そうそう、歌についても触れないとね（笑）
あれだけ喋っておきながら、終始声量が変わることなく歌い続けられる根本さんの喉って一体どうなってるんでしょう…。ハスキーボイスであれほどの高音が出せるのもすごいし…。しかも、ライブ中の3時間、1回も水を飲まなかった気がする…。
でも、亡くなられたKANさんに言わせると、「スタレビですごいのは根本さんじゃない、100曲叩き続けられる寺田さんだ」だそうです(^o^;)
この日の天気は雨。開場時間は風も強くて、「延期にした方がよかったんじゃ。。。」と思ったのはきっと私だけではなかったはず。
『雨あがり』を歌う前に、「今のところ2勝2敗です。今日ダメだったら（雨が上がらなかったら）、もうこの曲には頼らない」と宣言された根本さん。
風は開演する頃には落ち着いており、雨も小康状態でしたが、合羽を脱ぐことはできない空模様が続きました。
しかし、アンコールで少しだけ太陽が顔を出したのです！（アクセス情報の写真のとおり、帰りは濃い霧に包まれましたが…）。
『雨あがり』、3勝2敗の勝ち越しになりましたね☆
一時は開催自体どうなるかと気を揉みましたが、終わってみれば「スタレビ最高！」の高揚感。雨の中の野外ライブもいい思い出…かな。いや、まぁ、そりゃ雨じゃない方がよかったですけど。。。
（ちなみにスタレビの皆さんは翌日がとっとり花回廊での野外ライブで、そちらも雨だったようです（＞ ＜））
さて、実はこのテアトロン、普段は誰でも普通に入れます。
というわけで、翌日に行って余韻を味わってきました♪
客席から見るステージとステージから見る客席とでは距離感が全然違って、ステージから見ると客席が迫ってくるように感じます。
楽屋に続く地下回廊（なんて立派なものではないけど…）の壁面には、スタレビをはじめ、小田和正さんやスピッツのサインがあります。
（撮影したのですが、ガラス板に自分が反射して映っていたので掲載はボツにしました。。。）
スタレビの皆さん、来年も全員そろって来てくださいねー！！
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