【ネタバレ注意/ライブレポ】葉加瀬太郎コンサートツアー2020『FRONTIERS』(2020/10/15@フェスティバルホール)

ライブレポ

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春から始まる予定だった、オーケストラを従えてのデビュー30周年記念コンサートは来年に延期。そんな中、9月に発売されたニューアルバム『FRONTIERS』を引っさげての秋ツアーが開催されています。

「まだ早いんじゃないか」と、直前まで開催するかどうか悩まれたとのこと。「それでも、ショービズ業界がなんとか一歩を踏み出すきっかけになれば」と、開催を決断したそうです。

フェスティバルホールの場合、

  • 入場時にチケットの半券に名前と連絡先を記入
  • チケットは自分でもぎる(係員に見せてから)
  • 最前列の席は使用中止
  • 左右1席ずつは空席
  • グッズ販売なし
  • 換気(外気の取り入れ)の強化
  • ブランケットの貸出し中止
  • ホワイエでの飲食物の提供中止
  • 終演後、エリアごとに違う出口からの退場

などの対策を行っておりました(2020年10月15日時点)。

もちろんお決まりの

  • マスク着用
  • 入場時に手指消毒必須
  • 検温

も、ですが、いつも思うんですけど検温って意味あるんでしょうか。。

館内では他の方との間隔を十分あけていただくようお願いします。
館内での会話はなるべくお控えいただくようお願いします。

と呼びかけていましたが、残念ながらこればっかりは守らない人もいました(経験上、残念な人はどこに行っても、注意事項なんてそもそも聞かないし読まないから(-“-))。

見た感じ、大多数の人は意識を高く持っていたようですけどね。

以下、ネタバレ含みます。
これから参加するご予定の方はご注意ください。

その前に!

フェスティバルホールに関しては、換気(外気の取り入れ)を強化しているだけあって客席がかなり寒かったです(特に足元) 。今はおそらくどこもブランケットの貸出しは中止していると思うので、羽織るものやひざ掛けを持参することをおすすめします。
【※後日追記※】葉加瀬さんのコンサートは1階席前方で鑑賞しました。11月下旬に、別の公演をフェスティバルホールの2階席で鑑賞した際は、特に寒さは感じませんでした。

【開演:18:30】

<第1部>
START!
MORNING SHOW
Manta’s Song
Ave Maria
WITH ONE WISH
ひまわり

【休憩:20分】

<第2部>
Can’t Help Falling In Love
Another Sky
Fragrant Woods
冷静と情熱のあいだ
Take On Me
情熱大陸

<アンコール>
エトピリカ

【終演:20:50】

おなじみのバンドメンバーもいれば、はじめましてのメンバーも。最年少47歳、最年長64歳という今回のバンドメンバーはなんと男性9人!うーん、渋い(・∀・)

最後に真っ青なスーツに身を包んだ葉加瀬さんのご登場。

その名も『START!』というアップテンポの曲からスタートしました。
ライティングがかなり激しく、「こんなライティングの中で演奏するヴァイオリニストなんて、葉加瀬さんくらいのもんだよなぁ…」と思いながら聴いておりました。

MORNING SHOW』は、テレビ朝日系列で放送されている『羽鳥慎一のモーニングショー』のオープニング曲です。なので、葉加瀬さんには詳しくなくても耳にしたことがある方も多いはず。疾走感のあるポップな曲です。

Ave Maria』は、皆さんがイメージするゆったりとした『Ave Maria』とは全く違うアレンジでした。
『FRONTIERS』の収録曲ですが、アルバムを買っていない(聴いていない)ので今回初めて聴いて、、、ゴメン(苦笑)有名な曲をアレンジするのって、ある種の賭けみたいなところがありますね。原曲のイメージがかなり強いから。。

前半のトークでは、自身の青いスーツについて。「ドラえもんではありません」と笑いを誘ってから真面目な話へ。

日本とロンドンに生活拠点がある葉加瀬さん。新型コロナウイルスと最前線で戦っている医療従事者の方々への感謝の思いを込めて、イギリスで始まった『Make It Blueキャンペーン』に由来して、青色のスーツにしたそうです。

また、You Tubeチャンネルを始めたそうで、チャンネル登録者数を増やしたいと猛アピール。「今日はグッズ売場がないから、休憩時間にはみんなスマホで葉加瀬太郎公式チャンネルと検索して登録して!」とおっしゃっていました。休憩時間にスマホをいじっている人が多かったのは・・・このため?

14歳の息子さんは、 お父さん曰く「ワル」だそうです(髪の毛を金色にしたりピンクにしたりしているらしい)。好きな音楽は、ヒップホップやテクノなどDJが1人で音を出すようなもの。

そんな息子さんが葉加瀬さんのコンサートを見に来て、「ねえパパ、なんでバンドメンバーが9人もいるの?人件費削ったら『情熱大陸』で花火9本上げれんじゃん」と言ったんだそう。

ファンキーな息子さんですね(笑)

20分間の休憩を挟み、第2部は『Can’t Help Falling In Love』から。
「エルビス・プレスリーが歌ってた曲です。懐かしいでしょ?」とのことでしたが、30代には分からなかった。。

Take On Me』でも「あの頃のディスコを思い出して聴いてください」みたいなことをおっしゃっていましたが、エルビス・プレスリーとかディスコをリアルタイムで知ってる人って、今いくつぐらいの人なんだろう(^_^;)

後半のトークは、音楽監督でピアニストの羽毛田丈史さんと。

コロナの影響で葉加瀬さんも羽毛田さんも、4月5月はずっと家にこもってたんだそう。で、普段は家にいないから、ずっと家に居るといろいろあるよね、という話で盛り上がっていました。

「ソーシャルディスタンスだからね」と、立ち位置が決まっていたのに、熱くなった葉加瀬さんが羽毛田さんにぐんぐん近づいていき、「離れて離れて」とたしなめられる始末(笑)

Fragrant Woods』は羽毛田さんの曲。

葉加瀬さんのコンサートでは、よくバンドメンバーの曲も演奏します。そのときの葉加瀬さんは、あくまで脇役。

自分のコンサートで、自分が脇役になって人の曲を演奏するなんて懐が深い!というか、自分でもCDを出している人がバンドメンバーなんて、どんだけ贅沢なんだ!

といつも思います。

本編最後の曲は『情熱大陸
いつもなら『はかセンス』というモコモコしたカラフルな羽のセンス(それこそ、ディスコで振ってたようなやつ?)を振って、ステージと会場が一体となって盛り上がるんですが(葉加瀬さんもバンドメンバーも、楽器を置いて踊る!)、今回はオールスタンディングではあったけど手拍子のみでした。

アンコールはしっとりと『エトピリカ

ダブルアンコールはありませんでした。

時期が時期だからか、今回のコンサートは全体的におとなしめでした。公演時間も、いつもより気持ち短かったかな。

最後に全員がステージの前に出てきたとき、皆さんとてもイイ顔をされていました。特に60歳超えの面々が、少年のような笑顔で手を降ったりバンザイしているのを見て、なんだかこちらまで嬉しくなりました^^

年末のツアーファイナルまで、無事完遂できることを祈っています!

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