斎藤守也ニューアルバム発売記念ライブ~Your STORIES. My STORIES(2020/10/10@カワイ梅田コンサートサロンジュエ)【ライブレポ/感想】

音楽

息づかいや指が鍵盤に触れる音、ペダルを踏む音まで聞こえる小さなサロンでのライブ。プロの演奏を文字通り目の前で聴く(見る)のと、大きなホールで聴くのとでは随分印象が違うことが分かりました。

こんにちは。しろこです。

1台4手のピアノデュオ『レ・フレール』のお兄さんの方、斎藤守也さんのニューアルバム『STORIES』発売記念ライブに行ってきました!

ニューアルバムと言っても、発売されたのは今年の5月。コロナの影響で、今になっての発売記念ライブです。

会場はカワイ梅田コンサートサロンジュエ。通常でも70人しか入らない小さなコンサートサロンですが、今回の客席はその半分。ファンクラブ限定のチケット販売だったのか、一般販売もあったのかは分かりませんが、我ながらよくチケット取れたなと思います(世間での認知度がどれくらいかは知らないけどね。。^^;)。

今回は残念ながらライブ後にセットリストが公開されませんでした(><)でも、ほとんどが『STORIES』からの演奏でした(そりゃ、発売記念ライブだから(^_^;))。

ソロとしてお客さんの前で演奏するのは8ヶ月ぶりとのことで、最初の挨拶から「緊張する…」とおっしゃっていました。1曲目を演奏する前、鍵盤の前で数秒、精神統一をしていましたが、おそらくその場に居た全員が固唾を呑んで見守っていたと思います。

演奏が始まったら、そこはもう守也ワールド。

守也さんのつくる曲は、一服の絵画を見ているような、はたまた短編小説や映画を味わっているような気分にさせてくれます。レ・フレールとして2人で演奏する曲とは、ちょっと雰囲気が違う。

時々、「なんかちょっとモヤモヤする…」と感じる曲もあります。それは多分、コンテンポラリーダンスや現代アートを見て感じる、「何がどうってよく分からないけど、なんだろうこの感じ…」という感覚に似ているのではないかと思います。

私はわりと(いや、かなり)好き嫌いがはっきりしているので、今回のアルバムでも好きな曲と好きじゃない曲とがあります。

ライブでもアルバムでも、特に印象的だった曲が『SHINE

守也さんはライフワークとして、病院や施設でコンサートを行っています。たくさんの子どもたちと触れ合う中、素敵な出会いもあれば悲しい別れもあり、「光に包まれるイメージの曲にした」とのこと。

聴いた人によって、どんな光をイメージしたかは違ったと思います。私は、場面によって「暗闇で見出した光」や「まばゆい光」を想像しました。

曲作りのきっかけを聞いていたので、曲の終わり方はドキッとしました。

あえてあのような終わり方の曲にしたのかな。感じ方は人それぞれだと思いますが、急に現実を突きつけられたような気分になります。

通常のライブ(レ・フレールでもソロでも)では休憩ありの2部構成ですが、今回は休憩なしの70分。
トークの時間がもったいないと、どんどん演奏が進みました。

ご自身でもおっしゃっていましたが、守也さんのつくる曲は1曲が長いので、数曲連続して弾くのはかなり大変だったと思います。

とはいえちゃんとトークもあり、トークのときはマスク着用。演奏に戻るとき、マスクを外すのを忘れて弾き始めようとして、精神統一の最中(?)に「あっ(汗)」と気づいて照れ笑い(^^)

レ・フレールとしてのライブでのトークを聞いていても思いますが、トークに人柄がにじみ出ている(笑)他の人のコンサートだと、たまに録音したのを再生してるんじゃないかと思うくらい滔々(とうとう)と喋る人がいますが、このお2人に限ってはそんな様子は微塵もありません。「が、がんばれ…!」と見守りたくなる感じです(それでもデビュー後数年間に比べれば、ちゃんと喋れるようになりましたよ(^m^)←オカンか!)。

レ・フレールの定番曲である『On y va!』と『Flower Dance』も演奏なさいました。

一人で弾くとこんな感じになるのか~と、ものすごく新鮮でした。と同時に、普段の1台4手の演奏では、1台2手や2台4手とは全く違う、音のゆらぎや広がりが生じるんだなと気づきました。

8ヶ月ぶりのお客さんの前での演奏。

最後の挨拶をするときに「泣きそう」と言って涙を堪えていました。こっちもウルウルきちゃいましたよ(;_;)(ちょうど台風14号が関西に最接近する頃だったので、開催か中止か台風でもヤキモキなさったことでしょう)

アンコールは「少しでも前向きな気持ちになっていただけたら…」と『一本道』を披露。

タイトルと曲を聴いて、脳裏には私の大好きな東山魁夷画伯の『道』が思い浮かびました(↓の表紙の絵です)。

一旦立ち止まってこれまで歩いてきた道を振り返るのか、
覚悟を決めて征く道を見据えるのか、

そのどちらも感じさせてくれる、『STORIES』の中で私の一番好きな曲です(*^^*)

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ライブから帰ってしたことといえば・・・楽器を弾く!

私、『ドリマトーン』という、「誰が知ってんねん!」と思う楽器をかれこれ20年以上弾いています。
(注:いわゆる『エレクトーン』です。『ドリマトーン』はカワイの商標、『エレクトーン』はヤマハの商標)

生で本物の演奏を聴いた後に自分も楽器に向かうと、不思議と演奏の表現が変わります。見えなかった景色が見えるというか、気づかなかったことに気づくというか。

楽器を習っている方(何の楽器でも構いません)、ライブの余韻が残っているうちにぜひ試してみてください♪

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