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こんにちは、しろこです。
昨年ついに、ほんとの『生さだ』デビューした私。
以前『生さだ』でさださんが、「今回のツアーで、初めてさだまさしのコンサートに来たって人が多かったんですよ。なんで来ようと思ったの?って聞いたら、チケットが取りやすかったからって」とおっしゃっていました。
はい、私もその一人です(笑)数年前から行きたいとは思っていたものの、大阪公演は一般発売初日に完売だったんです。
去年のツアーは、某プレイガイドの先行で申し込んだら・・・なんと当たった!
今年のツアーも、某プレイガイドの先行で申し込んだら・・・なんとなんと今回も当たった!
そういうことでしたか^^;
一度行ってみたいと思っている方、今が狙い目ですよ( ̄ー ̄)ニヤリ
今年のツアーも、大阪はフェスティバルホールでの公演。
旧フェスティバルホールも良かったけど、新フェスティバルホールもいいですよ^^
1列が長いので(中央ブロックは1列20席)、真ん中の方の席になると、自分の席に行くまでにいっぱい「ごめんなさい」をしないといけなくなったこと以外は(苦笑)
席につくまでの流れを前回と比較してみるとこんな↓感じ。
前回:靴底消毒あり
今回:なし
前回:改札で検温と手指消毒(係員が噴霧)
今回:ホールの入口(改札に行く前)で検温と手指消毒(自分で噴霧)(「両手を空けた状態でお並びください」という呼びかけがありました)
前回:健康状態チェックシートと席番号、連絡先の記入
今回:同じ
前回:チケットは自分でもぎる
今回:係員がもぎる
前回:来場者が結構うるさい
今回:めちゃくちゃうるさい
前回も思いましたが、2人連れ率が私がこれまで行ったどのコンサートや芝居よりもとにかく多い!年齢層も高い。となると・・・うるさい。
ほんと、こーゆーのを目にするたびに、20代30代が諸悪の根源みたいに言うのやめてほしいと思います(しろこ、30代)。このブログでも事あるごとに書いていますが、結局は一人ひとりの意識の問題なんですってば(-“-)
フェスティバルホールのスタッフの方々は、いつ行っても丁寧にキビキビと案内や誘導をしてくれます。今回もキビキビ案内してたけど、、、やっぱり届かない人には届かないのよ。。若手スタッフが多いから余計に届かないのかも。
年齢なんて、ただの生きてる年数ですから。年齢でどう生きてきたか、どう生きているかは測れません。
「外気の取り入れを強化しています。肌寒いと感じる場合があるかもしれませんがご了承ください」というアナウンスがありました。
私は半袖+長袖の羽織物+足首丈のガウチョパンツという出で立ちでしたが、それでもコンサートの中盤あたりから寒く感じました。心配な方は羽織物+ストールもあったほうがいいかもしれません。
ちなみに私の席は、2階下手(ステージに向かって左)の前にせり出したブロックでした。経験上、大きい会場(大阪だと今回のフェスティバルホール、グランキューブ、オリックス劇場、梅田芸術劇場メインホール)は、1階席の真ん中通路より前は寒くて(ステージに近いほど寒い。足元からも冷気を感じる)2階席、3階席は寒くない(3階席は暑いぐらい)なんですが、今回は2階席も寒かったです。
では、前置きはこれぐらいにして、本題のライブレポいきまーす!
【開演 18:03】
【終演 20:15】
※休憩なし
<セットリスト>
北の国から~遥かなる大地より~
案山子
道化師のソネット
無縁坂
桃花源
天までとどけ
にゃんぱく宣言
関白宣言
あなたが好きです
聖夜
しあわせについて
SMILE AGAIN
奇跡2021
<アンコール>
いのちの理由
今年の4月にリリースされたアルバム『さだ丼』から、収録曲の順番そのままのコンサート。本編13曲、14曲目の『いのちの理由』はアンコールに、という徹底ぶりです。
バンドメンバーがステージに登場し、すぐあとでさださんも登場。
『北の国から』『案山子』『道化師のソネット』と、3曲続けて歌・歌・歌。
『北の国から』では、なんとペンライトを振る方々がちらほら(全体でないのがなんとも:笑)。あのペンライトはグッズなのでしょうか(@_@;)
「あ」と「ん」だけで構成されている曲でペンライトを振るって、冷静に考えたらすごいな。。(←冷静に考えるな!)
3曲歌い終えたところでトークへ。
今回も前回同様、客席最前列から2mを示すテープが貼られていました。
ちなみに、さださんが歌うときの立ち位置から客席最前列までは5mだそう。
「もし僕に悪意があったとしても大丈夫です」とお得意のブラックジョーク。
大丈夫、さださんはブラックだけど悪意はありません(笑)
「まだまだ不安なこともありますが、安心してください。今日は20代30代の人はほとんどいませんから。ワクチン2回接種が終わった人がほとんどです」
と、客席は笑いに包まれたけど、さださん、それ、私は笑えないっす(;´Д`)(たまに、50代のお母さんと20代の娘っぽい組み合わせのお客さんがいましたが、ほとんどはうちの親世代かそれ以上でした)
「まさかこの3曲を連続で歌うとは。こっちは大変なんですよぉ。聴いてる方は楽でいいですよね」
いや、ほんと、そりゃ大変ですよ(^_^;)
『さだ丼』はセルフカバーアルバム。自分で自分の曲を歌い直して収録したアルバムです。
「ファンの方はよくご存知の曲ばかりですから。それがどういうことか。間違ったらバレるということです!」
・・・そうなりますわね(;・∀・)(で、どうやらその後の曲で実際に間違ったようです)
「つくった当時と今とでは、同じ曲でも解釈が違う」
これ、ものすごくよくわかります。私も楽器を演奏していますが、たとえ数年でも時間が空くと、表現方法がガラッと変わることがあります(楽譜を見ながら、なんで当時はこういうふうに弾いたんだろう・・・と思うことすらある)。
「『案山子』は25歳のときにつくった曲です。当時は仕送りされる側の気持ちで歌っていましたが、あれから数十年、今は仕送りする側の気持ちで歌っています」
え、そうだったんですか?!
前回、『精霊流し』を21歳でつくったと聞いて衝撃を受けたのに、『案山子』を25歳で、しかも仕送りされる側の気持ちでって!
いやいや、どう聴いたって仕送りする側の気持ちを歌った歌ちゃいますのん?!!
さだまさし、恐るべし・・・。
安全なコンサートにするためにはどうしたら良いか専門家と話し合う中で、上演時間は1時間45分ぐらいがいい、ということになったそうです。
「アルバムを全部聴くと1時間ちょっと。それにトークで、ちょうどいい時間になるじゃない」
で、わりとトントン拍子で進んでいきました(歌が)。
おお、今回はちゃんとした(歌メインの)コンサートじゃないか!、、、と思った私はまだまだです(苦笑)
八丈島での話で30分。Σ(oдΟ;)!!
「八丈島で」と言っただけで客席のあちこちからざわめきが起こったので、鉄板ネタなのかも?
昔、コンサートで八丈島を訪れたときに遭遇した熱烈なファンの話を、淀むことなく30分ですよ(爆)
話の一部はどこか(多分『生さだ』)で聞いたことがあったので、やっぱり鉄板ネタなんですかね。にしても、よくあんなに次から次へと言葉が出てくるもんです(笑)落研だったというのも納得。
トークで消費する声を温存すれば、もっといい声で歌えるんじゃないかと思うけど、いや、ダメだ、それだとさださんのコンサートじゃなくなっちゃうか(^o^;)(男性だから高音を出すときは裏声だけど、それにしても古希間近でよくあんな高い声が出るもんだ。。)
鉄板ネタでもウケるのは、話術のなせる技だろうなぁ。
はて、さださんは・・・歌手でしたっけ?笑。
『聖夜』は、映画『二◯三高地』の劇中曲とのこと(『防人の歌』はテーマ曲)。二◯三高地で亡くなった兵士の魂が、金沢の家族の元を訪れるシーンで流す曲を書いてほしいと言われてつくった曲だそうです。
実は私、数年前まで二◯三高地の戦いを知りませんでした。お恥ずかしながら、聞いたことすらありませんでした。
この戦いのことを知ったのは、漫画『ゴールデンカムイ』がきっかけです。
アイヌ文化に興味があるので読み始めた漫画ですが、二◯三高地の戦いがストーリーを構成する重要な要素となっていて、それで調べて初めて知ったんです。
太平洋戦争のときのインパールの戦いやガダルカナルの戦いに匹敵する壮絶な戦いだったのに(二◯三高地の戦いは日露戦争のとき)聞いたことすらなかったなんて、日本人として恥ずかしいやら申し訳ないやらでした。。
映画『二◯三高地』は見ていませんが、文字だけの情報とはいえ二◯三高地の戦いが頭に浮かんで(『ゴールデンカムイ』の絵も浮かんだ)泣けました。
『道化師のソネット』とは違う涙。
『聖夜』は決して暗い曲ではありません。『防人の歌』のような、激しく胸に迫る曲でもありません。
スローテンポのピュアな曲・・・という表現が適切かはわからないけれど、だからこそ余計に刺さるのです。『聖夜』というタイトルにふさわしい、清らかで浄化されるような曲です。
ミュージカルソング以外では歌詞のある曲はあまり聴かない私。
さださんの曲が好きなのは(さださんも好きです(*^^*))、詞も歌い方も、寄り添ってくれる感じがするからです。包んでくれるというより、寄り添ってくれる感じ。
また、聴く曲聴く曲、言葉選びに感銘を受けます。
言葉を生業としている(しろこ、翻訳者)ので、本やテレビで知らない言葉やいいなと思う表現があったらメモしてストックしています。さださんの曲からもストックした言葉がいろいろあります。「蹉跌」なんて、読み方さえわかりませんでした。
もちろん、しっとりした空気のまま終わるさださんではありません。
おもむろに仕込んでおいた丸いものを手に取ります。
浅田飴とコラボレーションしたグッズ『あ、さだ飴』のご紹介、ならぬ売り込み(笑)
「最初につくったのはカリン味。これがすごく人気だったので去年ニッキ味もつくりました。でもほら、去年コンサートができなくなったでしょう?在庫が、、、(ニヤリとしながらチラッと客席を見る(/ω・\)チラッ))」
いやー、くすぐりますねぇ(^m^)
気になったけど(浅田飴なら美味しいこと間違いないし)、帰りもグッズ売場には列ができていたので覗きませんでした。コロナ前は、最前列のお客さんに味見させてたらしいです(笑)
もうすぐコンサートの回数が4500回に到達するというさださん。
4500回記念コンサートの日に、8,000人を収容できる有明のホール(東京ガーデンシアター)を抑えることができたそうです。
・・・が、コロナで予定がズレた。東京ガーデンシアターで開催する日が、4500回目のコンサートじゃなくなった。
それで、スタッフさんから「ホール、キャンセルしますか?」と聞かれたさださんの答え。
「せっかく抑えられたんだから、タイトル変えてさ、『だいたい4500回ぐらい記念コンサート』にしよう」
大好きです、その発想(*≧▽≦)σ
オフィシャルサイトのツアースケジュールを見たら、
『2021年9月15日開催 東京ガーデンシアター ほぼソロコンサート4500回ぐらい記念公演』
となっていました(笑)しかも、『開場 16:30ぐらい、開演 18:00ぐらい』
大好きです、そのゆるさ٩(ˊᗜˋ*)وィェーィ♬*゜
本編最後は、昨年の紅白歌合戦で披露した『奇跡2021』
やはり、さださんの曲は「人生に寄り添う」という表現がぴったりです。どんな状況に在る人にも寄り添える詞だと思います。普遍のテーマというか。
アンコールも含め、アルバムの曲順そのままのコンサートは初めてでしたが、これもアリ(^^)b(正直、だらだらとアンコールをやるのは好きじゃない)
12月まで続く今年のツアー。「誰か1人でも感染者が出たら即中止」と公言して開催する心意気に拍手を送りたいです(そうならないために本気で対策をしているのが伺えます)。
応援しています!
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