【ライブレポ/セットリスト】石丸幹二​ オーケストラコンサート2024(2024/5/24@兵庫県立芸術文化センター)

ライブレポ

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こんにちは、しろこです。
昨年、念願だった石丸幹二さん主演の『ジキルとハイド』を観劇し、「石丸さんのコンサートってないのかなぁ。。それもオーケストラをバックにして」と思っていたら…(時が)来たー!!

本コンサートのことを知ったのは某プレイガイドのメルマガ。いつもならすぐポチッとするのですが、5月に転職することが決まっていたのでしばらくは終業時間が読めないと思い、フラグをつけて数日放置。

・・・まぁ、結局ポチりましたがね(笑)

最初の数曲は聴けないことも覚悟していましたが、ギリギリ開演時間に間に合いました!

【開演】​18:30

プロローグ〜君の歌をもう一度(『Love Never Dies』より)
レット・イット・ゴー〜ありのままで〜(『アナと雪の女王』より)
いつか(『ノートルダムの鐘』より)
All I Ask of You(『オペラ座の怪人』より)(真彩希帆さんとのデュエット)
新たな生活(『ジキルとハイド』より)(真彩さんソロ)
第二章のメドレー(※オーケストラ演奏)
(​『モンテ・クリスト伯』より「地獄に堕ちろ!」〜『ニュー・ブレイン』より「セイリング」〜『パレード』より「Pretty Music」〜『秘密の花園』より「Wick」〜『エリザベート』より「私だけに(リプライズ)」〜『蜘蛛女のキス』より「蜘蛛女のキス」〜『ラグタイム』より「Buffalo Nickel Photoplay, Inc.」〜『ライムライト』より「エターナリー」〜『サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ』より「サンデー」)
炎のなかへ(『スカーレット・ピンパーネル』より)
僕の願い(『ノートルダムの鐘』より)

【休憩】20分

​エンニオ・モリコーネ・メドレー(映画『ニュー・シネマ・パラダイス』『ミッション』より)(※オーケストラ演奏)
Lost Boys Calling(映画『海の上のピアニスト』より)
ひとりぼっちの山羊飼い(『サウンド・オブ・ミュージック』より)(真彩さんソロ)
私のお気に入り〜エーデルワイス(『サウンド・オブ・ミュージック』より)(真彩さんとのデュエット)
二隻の舟(中島みゆき)
お前のなかに生きている(『ライオンキング』より)
You’ll Never Walk Alone(『回転木馬』より)
マイ・ウェイ(フランク・シナトラ)

<アンコール>
時が来た(『ジキルとハイド』より)

【終演】20:40

公演案内に「ミュージカルや映画のナンバーから、広く愛されるスタンダードナンバーまで」と書かれていたので、1曲目はなんだろう☆とワクワク。

・・・聴いたことない曲だなぁ。。。(;´∀`)

歌詞は『オペラ座の怪人』っぽいけど、『オペラ座の怪人』にも『ファントム』にもこんな曲はなかった…。

となると、観たことないけど『Love Never Dies』の曲か? と思ったら、まさにそのとおりでした。

石丸さん曰く、

「『オペラ座の怪人』のラストで、ファントムはクリスティーヌとラウルを行かせるけど、この作品はその10年後、2人を行かせたことをファントムが後悔するところから話が始まる」

だそうです(笑)

なんだろう…ファントムの人間臭い部分を描いた作品なのかしら(^_^;)

この日の会場は兵庫県立芸術文化センターの大ホール。

石丸さん、隣の中ホールではよく公演されているそうですが、大ホールは初めてとのこと。「いいホールですね」とおっしゃっておりました。

私もいろいろなホールに行っていますが、たしかに芸文(兵庫県立芸術文化センターの通称)の大ホールって雰囲気があるんです。木のぬくもりを感じるというか。

2曲目は・・・ん? このイントロって・・・。

『アナと雪の女王』より「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」

ちょっと意外な選曲。でも、去年の田代万里生さんのコンサートで「男性が歌う女性ボーカルもいいなぁ。。」と思っていたので、「石丸さんが歌うとこうなるのか~」とニンマリ。
いや、もうね、当たり前っちゃ当たり前だけど、上手い人は何歌っても上手いです!

『ノートルダムの鐘』より「いつか」をしっとりと歌い上げた後は、ゲストの元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の真彩希帆さんがご登場。

デュエットするのは『オペラ座の怪人』より「All I Ask of You」

真彩さん、宝塚時代から歌唱力には定評がありましたが、透明感のある高音を出すお方。それも、軽々と出しているように見える。宝塚観劇歴10年を超えるしろこですが、この10年のトップ娘役の中ではズバ抜けて歌が上手かったです。

続いては真彩さんのソロで、『ジキルとハイド』より「新たな生活」

私はWキャストだった笹本玲奈さんがルーシーを演じる回を観劇したので、真彩さんバージョンの「新たな生活」が聴けて得した気分でした。

ここでオーケストラだけの演奏に移ります。

タイトルは「​第二章のメドレー」

これがまた・・・ほぼ知らない曲だったんです(苦笑)

『モンテ・クリスト伯』より「地獄に堕ちろ!」
『ニュー・ブレイン』より「セイリング」
『パレード』より「Pretty Music」
『秘密の花園』より「Wick」
『エリザベート』より「私だけに(リプライズ)」
『蜘蛛女のキス』より「蜘蛛女のキス」
『ラグタイム』より「Buffalo Nickel Photoplay, Inc.」
『ライムライト』より「エターナリー」
『サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ』より「サンデー」

知っていたのは『エリザベート』の「私だけに(リプライズ)」だけ。

というか、何で「私だけに」が入っているのかと思っていたら、構成曲は「石丸さんがミュージカルで歌った曲ではなく、石丸さんが好きな曲」だそうです(ちなみに「第一章」は劇団四季時代)。

そろそろ1部も終わりかなというところで披露されたのが『スカーレット・ピンパーネル』より「炎のなかへ」

​本コンサート、1回目の来たー━━━━(゚∀゚)━━━━!!

石丸幹二バンザイ、フランク・ワイルドホーン万歳(感泣)

ただただ、ありがとうございますっ!

そして1部ラストは『ノートルダムの鐘』より「僕の願い」

『ノートルダムの鐘』から2曲とは(「いつか」はエスメラルダ、「僕の願い」はカジモドの歌)、かなりこの作品に思い入れが・・・あるに決まってますわね。

調べたら、アニメ『ノートルダムの鐘』の日本語吹替版で、当時20代の石丸さんがカジモドの声を担当されていたそうです。知らなかったー​(@_@;)!! (石丸さんだけでなく、エスメラルダは保坂知寿さん、フロローは日下武史さんと、当時の劇団四季メンバーが吹替をご担当)

休憩を挟んで第2部はオーケストラの演奏による「エンニオ・モリコーネ・メドレー」、そして石丸さんのソロで映画『海の上のピアニスト』より「Lost Boys Calling」

なんと石丸さん、日本丸で日本一周クルーズをなさったことがあるとな(「歌うためにですよ」と強調されてました)。歌っていると微妙に揺れているのを感じたそうです(笑)

2部でも真彩さんがご登場。

今回のオーケストラコンサートでは各会場でゲストが違っており、福岡公演は井上芳雄さん、愛知公演は濱田めぐみさん、札幌公演は新妻聖子さん、東京公演は石川禅さん・今井清隆さん・坂元健児さんという錚々たる顔ぶれ(「東京公演はおじさんばっかりで大丈夫かな」とは石丸さん談)。そして皆さんに、『サウンド・オブ・ミュージック』の中から違う曲を​ソロで歌っていただいているそうです。

真彩さんが歌うのは「​ひとりぼっちの山羊飼い」

あのぉ・・・「ヤギ、、、ですか? ヒツジじゃなくて???」と思った方、いらっしゃいませんか?

​ひ~とりぼっちのヒ~ツジ飼・い♪

・・・じゃないの!?

なに? 世の中から「はだいろ」という言葉が消えたように(今は「うすだいだい」)、「ヒツジ飼い」も差別用語に当たるんっすか!? と、気になって気になって歌に集中できず(←どんだけ気になっとんねん)。

帰って調べたら、原題は「​The Lonely Goatherd」

・・・・・・。

たしかに「ひとりぼっちの山羊飼い」だねぇ。。。

なぜ「ヒツジ飼い」になったかについてはネット検索すると出てきますが、真偽の程が定かではないのでここでは紹介しません。気になる方は検索してみてください。

ついでに、私はずっと「​ひ~とりぼっちのヒ~ツジ飼・い レイオル レイオル レ・イ・オー♪」だと思っていましたが、「レイオル」ではなく「レイオドゥル​(Layee-o-dl)」みたいです。

モヤモヤはとりあえず横に置いといて、次の曲に集中(私が)。

同じく『サウンド・オブ・ミュージック』より、「​私のお気に入り〜エーデルワイス」をデュエット。

『サウンド・オブ・ミュージック』の初演は1959年​(映画公開は1965年​)というから、​なんと今から65年前。ヒツジがヤギに変わっても(引きずってる)、名曲は色褪せないんだなぁとしみじみ感じました。

ここからは再び石丸さんのソロ。

​歌うのは中島みゆきさんの「二隻の舟」

石丸さんが初めて買ったレコードが中島みゆきさんの「わかれうた」(とフィンガー5の「学園天国」)だったそうなのですが、「でもここで『途に倒れてだれかの名を呼び続けたことがありますか』って歌うのもねぇ」というわけで、『海の上のピアニスト』から船繋がりで「二隻の舟」を選んだとのこと。

​「『エリザベート』でもありますよね。まぁあれはすれ違うんだけど(『夜のボート』のこと)。『二隻の舟』は並走する感じです」と紹介なさっていました。

その後、『ライオンキング』より「​お前のなかに生きている」、『回転木馬』より「You’ll Never Walk Alone」と続き、いよいよ最後の曲。

時が来た・・・時が来た・・・(しろこの胸中)

最後はフランク・シナトラの「マイ・ウェイ」

なにぃっ!?

時が来ないっっっ ゚・。(。/□\。)。・゚ウワーーーン!!!!

いや、「マイ・ウェイ」も石丸さんの代表曲ではありますが・・・ありますがぁぁぁ・・・( ;∀;)

しかし、悲しみが深い分、喜びも深かった。

アンコールは『ジキルとハイド』より「時が来た」

​本コンサート、2回目の来たー━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ごちそうさまでした!!!

「時が来た」がなかったら、葉加瀬太​郎のコンサートに行って「情熱大陸」がない、みたいな気持ちになってたかもしれません(^o^;

それぐらい、私の中では「石丸幹二=時が来た」なのです(シランガナ)。

4月下旬からこの日までの1ヶ月でヘロヘロになり、心の栄養(体の栄養もですが…)が枯渇しきっていたので、最後の最後で涙がダーッ(;_;)

「これまでの毎日が無駄ではない」
「積み上げたすべてが報われる今」
「この時にすべて賭け 素晴らしい時へ」

一言一句をしっかり胸に刻んで、熱い想いを胸に会場を後にしたしろこなのでした。

石丸さん、また関西にいらしてくださいねー!

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