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こんにちは、しろこです。
今回のレポは、拙ブログ初登場の三浦一馬さん。『三浦一馬バンドネオン・シネマ 2025―チャールズ・チャップリン特集―』です。
私はアルゼンチンタンゴが好きなので、バンドネオン奏者・三浦一馬さんのことは随分前から存じておりましたが、コンサートに行くのはこれが初めて。
アルゼンチンタンゴが好きだけど、初・三浦一馬さんのライブはタンゴ一切なし(笑)いいんです、タンゴと同じくらい映画音楽も好きだから♪
【開演】16:00
【終演】17:20
※途中休憩なし
<メンバー>
三浦一馬(バンドネオン)
西江辰郎(1stヴァイオリン)
谷本華子(2ndヴァイオリン)
神原玲奈(ヴィオラ)
細谷公三香(チェロ)
奥田敏康(コントラバス)
長冨彩(ピアノ)
<セットリスト>
酒とバラの日々(映画『酒とバラの日々』より)
ひまわり(映画『ひまわり』より)
ガブリエルのオーボエ(映画『ミッション』より)
ニュー・シネマ・パラダイス(映画『ニュー・シネマ・パラダイス』より)
テリーのテーマ(映画『ライムライト』より)
Mandolin Serenade(映画『ニューヨークの王様』より)
This is My Song(映画『伯爵夫人』より)
花売り娘(映画『街の灯り』より)
Smile(映画『モダン・タイムス』より)
踊り明かそう
カヴァティーナ
ロミオとジュリエット
シェルブールの雨傘
オペラ座の怪人
<アンコール>
『サウンド・オブ・ミュージック』メドレー(サウンド・オブ・ミュージック~私のお気に入り~エーデルワイス~ドレミの歌)
会場は、こちらも拙ブログ初登場の、大阪はザ・フェニックスホール。字面が少しばかりフェスティバルホールに似ている…。
アコースティックの演奏会にピッタリな、かなりこじんまりしたホールです。ホールというよりサロンと言ったほうが正しいかもしれない(でも2階席もある)。
セットリストは改札時に渡されたプログラムに掲載されていました。
昼の部(プログラムA)と夜の部(プログラムB)があり、最初の4曲が違うようです。
私が行ったのはプログラムB。
ちなみにプログラムAの最初の4曲は、『道』『カビリアの夜』『太陽がいっぱい』『愛のテーマ』でした。
16時ちょうどに開演。
演奏がどんどん進んでいきます。
映画(もしくは舞台)を観たことがあるのは、『ひまわり』『ライムライト』『シェルブールの雨傘』『オペラ座の怪人』の4作品だけ。
でも、ほとんどが知っている曲で、音楽が持つ世界観にものすごく浸れました。
『三浦一馬バンドネオン・シネマ』という映画音楽を聴いているような感じ。
MCで三浦さん自身もおっしゃっていましたが、原曲でバンドネオンが使われているものってないんですよね(;´∀`)
だからこそ、アレンジの妙を楽しめる。どの曲も全く違和感なく、バンドネオンの特徴である哀愁を帯びた音が、曲に自然に溶け込んでいました。
特に『ニュー・シネマ・パラダイス』や『テリーのテーマ』は元々の曲調がバンドネオンの音に合うので、「え、原曲にバンドネオン使ってないの?」と思うほど(笑)
前の席の人に被って、私の席からはヴァイオリンのお二人と三浦さん(の半身)しか見えなかったのですが、2ndヴァイオリンの谷本さんの表情がすごく豊かで印象に残りました。
私も楽器を演奏しますが、真剣になるとどうしても怖い顔になっていくんです(^_^;)
プロとアマを比較してもしょうがないけれど、自然と曲に合った表情になるぐらいの域に入ってみたいものです!
途中で三浦さんが振り返って、後ろで演奏している谷本さんの譜めくりをしていて、「別の楽器の人が譜めくりのヘルプをすることもあるのか!」と新鮮でした。
本編が終わってアンコール前の最後のMCで、
「今は様々な娯楽がある。今日曲を演奏した映画も、今晩でも配信で観られる時代。当時は娯楽と言えば映画だった。その頃に作られた映画や映画音楽には力がある」
みたいなことをおっしゃっていて、すごく共感しました。
映画や音楽に限らず、完全に人の力だけで作っていた当時の作り手たちの方が幸せだったんじゃないかなと思うことが私もよくあります。
アンコールは『サウンド・オブ・ミュージック』メドレー。
これも原曲にはバンドネオンは使われていません。今日は『バンドネオンシネマ』だからタンゴはやりません(笑)
ザ・フェニックスホールに行ったのは2017年以来(KEITO & VASKO ”Viano” ニューアルバム発売記念ライブでした)。
8年ぶりということもあって、このホールの「仕掛け」をすっかり忘れてました。
アンコール曲が始まると・・・
舞台後ろの壁がソーッと上がって・・・
梅田の夜景登場!(低層階ですけど)
最後は『ドレミの歌』で、夜景登場の演出も相まって、コンサートは高揚感に包まれて終わりました☆
終演後、トイレに行き、よし帰ろうと思ったら、ロビーに谷本さんとヴィオラの神原さんが普通にいらっしゃって、普通に関係者らしき方と話していて「え、今?ここで!?」とビックリ(笑)
アマの演奏会ではよく見る光景ですが、プロでもこういうのあるんですね(驚)
初・三浦一馬さん。
MCを聞いているとすごく誠実そうで、もちろん演奏も素敵で、すっかりファンになりました。
2026年3月には、兵庫県立芸術文化センターで『三浦一馬五重奏団 コンチネンタル・タンゴとピアソラ』を開催するようです。
(ヴァイオリンはなんとあの石田泰尚さん!)
年度末の平日の昼間はさすがに仕事休めないよなぁ。。。と思いつつ、なんとか行けないか絶賛模索中です( ̄ー ̄)










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