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こんにちは、しろこです。
宝塚歌劇月組公演『GUYS AND DOLLS』
2025年8月16日(土)の11時公演・・・
を、生で観劇する予定でした。。。
予定でした。。。
この1週間前に、コロナと別のウイルスに同時感染して死にかけ、それどころではなくなってました。。。(なので、8/10の星組『阿修羅城の瞳』の大千秋楽ライブビューイングも観られず…。大劇場千秋楽は、視聴権は購入していたものの、諸事情により最初の20分ぐらい観られず。。礼真琴さんの退団公演なのに観劇レポがないのはそのためです。。。)
2015年に星組で上演された『GUYS AND DOLLS』がすごく印象に残っていたこともあり、チケットが手に入ってからず~~~っと楽しみにしていたので、ショックと体調不良のダブルパンチ。
まぁ、完全に治ったと思えるまでに(体調が、です(^o^;))3ヶ月近くかかったほどの重症だったので、生きてるだけで丸儲けですかね(;´∀`)
あらすじ
舞台は1948年頃のニューヨーク。ギャンブラーのスカイが、仲間のネイサンから“指名した女を口説き落とせるか”という賭けを申し込まれる。指名されたのはお堅いことで有名な救世軍の娘サラ。プレイボーイを自認するスカイは、余裕たっぷりにこの賭けに乗り、言葉巧みにサラを口説き始めるが…。
宝塚歌劇オフィシャルサイトより
主な配役
スカイ・マスターソン:鳳月杏
ギャンブラー。
サラ・ブラウン:天紫珠李
救世軍の軍曹。
ネイサン・デトロイト:風間柚乃
クラップゲームの主催者。
ミス・アデレイド:彩みちる
CLUB HOT BOXのスター。ネイサンと14年間婚約中。
ナイスリー・ナイスリー・ジョンソン:礼華はる
ネイサンの仲間のギャンブラー。
全体を通しての感想
礼華さんと、ベニー・サウスストリート役の夢奈瑠音さんを中心とした大勢での賑やかな幕開き。
生で観るとものすごくテンションが上がるやつです!(悔やまれる…)
ギャンブラー役の皆さんはスーツ着用。舞台用にデザインされたスーツではあるけれど(着ているのはスタイル抜群の方々だし)、現実世界でも普通に着用されている服をいかにカッコよく着こなせるかって、画面越しに観ていても経験の差が出るなぁと思いました。
鳳月さんの着こなしと立ち居振る舞いが、もう・・・(もう、何よ)。
鳳月さんがトップの月組で『GUYS AND DOLLS』を再演したのは大正解!
洒脱でどこか達観していて、それでいて熱いものも持っているスカイという役の説得力たるや!
2015年の星組公演の時は、スカイが北翔海莉さん、サラが妃海風さん、ネイサンが紅ゆずるさん、アデレイドが礼真琴さんでした。
ちなみに新人公演の配役は、スカイが瀬央ゆりあさん、サラが綺咲愛里さん、ネイサンが紫藤りゅうさん、アデレイドが真彩希帆さんだったようです(豪華だ…)。
ネイサン役の風間さんは、出てくるだけで何かやってくれそうな感じ。表情だったり目線だったり仕草だったり、真ん中にいても端にいても、ついつい目で追いたくなります。
ネイサンだけをカメラで追ったら、面白い映像ができるんじゃないかな。マイクに乗らない芝居で何を喋っているのかが一番気になる人(笑)
おとぼけ&食いしん坊ナイスリーは、下手したらイラッとされかねない役だと思いますが、礼華さんが演じると愛嬌たっぷりで憎めない。むしろ、何かやらかしてくれそうな期待感があります。「やってくれそう」ではなく「やらかしそう」なのがネイサンと違うところ(^m^)
基本的にはニコニコしてるんだけど、クラップゲーム会場になっている下水道にスカイを案内する時、マンホールの蓋を閉める瞬間に、それまでのナイスリーとは全く違う、ギャンブラーの顔を見せてくれます。「ニヤッ」という表現がピッタリな顔。素敵です☆
(ところで、ナイスリー・ナイスリー・ジョンソンは、ファーストネームとミドルネームがどちらもナイスリーで、ラストネームがジョンソンでいいんでしょうか…)
天紫さんは、普段はお堅いサラのイメージにぴったり。スカイに惹かれていく過程だったり、微妙な心境の変化を繊細に演じておられました(^^)
ハバナに行って酔っ払って荒れるシーンは、前回サラ役だった妃海さんの強烈な印象(褒めてます)が残っていたので、ちょっと物足りなかったかな。
前回の『GUYS AND DOLLS』とは演出も歌もいろいろと変えたようなので、、、コンプライアンスに引っかかりましたか!?
なわけないか。そんなこと言ったら、女性のことを「DOLLS」と呼ぶ方が問題だ(笑)
スカイとの賭けに負けて伝道所に集まったギャンブラーたちのワチャワチャ感も、前回と違ってアドリブはなさそうでした(実は全部アドリブだったらすごいけど)。
自分が惹かれる相手がギャンブラーなわけがないと悩むサラを、悠真倫さん演じるサラの後見人アーヴァイドが優しく諭すシーンは、歌詞が「自分もそうだったらいいなぁ。。。」と思えて泣けちゃう。。。
アデレイド役は、普段は男役の彩海せらさんと、今作で退団する彩みちるさんのWキャスト。元雪組のお二人(それも男役と娘役)が同じ組に組替えして、同じ役を演じるとはなんと新鮮な☆
彩さんの小悪魔的な魅力全開で、ネイサンに詰め寄る時の圧も強めで、台詞回しも変幻自在。これで見納めとは残念です(><)
長年月組を支えてこられた白雪さち花さんも今作で退団。
白雪さんの役は、CLUB HOT BOXのダンサー。それも、圧ではなく、アク強めのダンサー(笑)最後の最後でこれまでの役とはまったくイメージの違う役で、「し、白雪さん…!?」と思いながら終始観ておりました。でも、何やっても巧いです、この方は。芝居巧者の上級生娘役が同時退団はツライなぁ。。。
宝塚での上演は10年ぶりの『GUYS AND DOLLS』、ブロードウェイでの初演は75年前の1950年というから驚きです。この洒落たミュージカルを75年前に作ったなんて、アメリカのショービズすげぇ・・・という、語彙力ゼロの感想しか出てこなくてすみません(苦笑)
宝塚版『GUYS AND DOLLS』
もちろん演出家による演出はあるけれど、具体的な演出以外の部分で、みんなで作っていってるんだろうなというのが全体を通して感じられて、観るたびに違う発見がありそうな作品でした^^










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