~良い意味での裏切り~宝塚歌劇月組公演『応天の門』『Deep Seaー海神たちのカルナバルー』【観劇レポ/感想】

宝塚レポ

本記事には公演のネタバレを含みます。

※本記事には広告が含まれています。

皆さん、花粉症は大丈夫ですか(^_^;)
私は10年ぐらい前から緩やかな花粉症だったのですが、3月上旬から急激に悪化しました。目のかゆみと戦いながら観劇したのは今回が初めてです。途中、何回かくしゃみも噛み殺した(苦笑)

こんにちは、しろこです。

前回月組を生観劇したのは、昨年のお正月&新トップコンビ大劇場お披露目公演だった『今夜、ロマンス劇場で』です。

チケットを取っていた『グレート・ギャツビー』は、観劇予定日のまさにその日に中止となりました(号泣)

その後、配信で『グレート・ギャツビー』東京千秋楽と『ブラック・ジャック』を観ましたが、やはり生に勝るものなし!

本記事には公演のネタバレを含みます。

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『応天の門』について

参考情報

あらすじ

時は平安の初め。藤原北家の筆頭である良房とその養嗣子・元経が朝廷の権力を掌握しつつあった頃。
京の都では、月の子(ね)の日の夜に鬼たちが大路を闊歩し、その姿を見た者を憑り殺すという「百鬼夜行」の噂に人々が怯えていた。京の治安を守る検非違使の長・在原業平は、帝の御前でこの怪事件の早急な解決を約束する。というのも、業平には頼もしい助っ人の心当たりがあった。それは、先ごろ偶然知り合った風変わりな青年―学者を多く輩出してきた菅原家の三男で、幼き頃より秀才の誉れ高い藤原道真である。道真は大学寮で学ぶ文章生でありながら、凡庸な貴族の子弟らと学ぶことに意義を見出せず、屋敷に籠って書を読み耽る日々を過ごしていた。
そんなある日、業平から百鬼夜行の捜査に協力を乞われた道真は、厄介事は御免とばかりに断ろうとするも、成り行きで事件の捜査に乗り出すことに。やがて、唐渡りの品を扱う勝気な女店主・昭姫らの協力のもと、真相に近づいていく道真。だがその背景には、鬼や物の怪の仕業を装い暗躍する、権力者たちの欲望が渦巻いていた……。(公演プログラムより)

主な配役

菅原道真:月城かなと
学者を多く輩出する菅原家の三男。秀才の文章生。

昭姫:海乃美月
唐渡りの品を扱う店の女主人。

在原業平:鳳月杏
検非違使の長。色男。

藤原良房:光月るう
藤原北家の当主。清和帝の後見人。

藤原基経:風間柚乃
良房の養嗣子。

清和帝:千海華蘭
若き第56代天皇。母は良房の妹娘。

紀長谷雄:彩海せら
道真の学友。昭姫の店で借金をつくる。

全体を通しての感想

とにかく演出がうまい。1時間35分、原作を知らずとも引っかかることなく、見事にまとめていました。

いくら原作が良くても、舞台化や実写化すると「なんだよ、これ…」と思うことはわりとよくあります。興行なので、面白くないものや話題性のないものを舞台化することはまずないでしょう。ということは、舞台化・実写化されたものが「なんだよ、これ…」だったら、それは基本的には演出家の責任ということになります。

今回の原作は、漫画『応天の門』。現時点で17巻が出ている(継続中)ようです。長編で完結していない作品を舞台化して、それが面白かったなら、衣装や映像、役者の力ももちろんあってのことだけど、演出家の手腕によるところが大きいと思います。

脚本・演出は田渕大輔氏。聞き覚えがなかったので過去に手掛けた作品を調べてみたら、観たことがある演目の方が少なかった(;´∀`) どうりで名前に覚えがないはずだわ。観たことがあるのは、いずれも大劇場公演の、2017年宙組『王妃の館』、2018年宙組『異人たちのルネサンス』、2021年花組『アウグストゥス』だけでした。『王妃の館』はすごく面白くて、今でもいろいろなシーンを覚えています。もしかして、原作ありの作品の演出が上手いのかしら!? 第二の小池修一郎か!?

漫画やアニメを生身の人間がリアルでやるのはそもそも無理があるんだけど、宝塚はそういうの得意ですよね。『ルパン三世』(2015年)といい『るろうに剣心』(2016年)といい『シティーハンター』(2021年)といい・・・って、あれ、全部雪組だな(笑)

今回も2階席での観劇。

花組『うたかたの恋』の観劇レポで、「1階席は物語(虚構)を観る席、2階席は舞台(現実)を観る席」と書きましたが、2作品連続で2階席で観て分かったの。分かっちゃったの。

「作品が良くて役者のレベルが高ければ、2階席でも物語に没入できる」

ということが・・・(^o^;)

幕開き数分、月の夜に道真と業平が初めて出会う場面の芝居とセットで一気にワクワク♪ その後、退屈なシーンや下手だと思うシーンが一切なく、中だるみすることもありませんでした。

舞台でも映画でもドラマでも、脚本のあるものは、意味のない台詞や意味のないシーンは一つもないはずだけど(脚本家・演出家たるもの、そう思って作品を作っているはず!)、実際は「なんだかなぁ。。」「なんでそうなるかなぁ。。」と思うことも多々あるものです。

大劇場で上演された作品でこういった違和感がなかったのは、雪組『蒼穹の昴』以来! おめでとう!!(←何が?)

まあ、たまに「道真、この流れ(真面目な雰囲気のシーン)でそんなこと言っちゃう!?」と思う、払い腰をくらったようなシーンもありましたけど、個人的には好きでした。好みは分かれるところかもしれませんが。原作でもあんなキャラなのかな?

何かのインタビューで月城さんが、「漫画を読むと道真の目の印象が強かったので、メイクを工夫した」とおっしゃっていましたが、たしかに目の雰囲気がいつもと違いました。どう違っていたかというと・・・目つきが悪い(笑)

通常の目の形をアーモンドというなら、半月をひっくり返した感じ。目の上が直線で、下が丸くなってる・・・そう、喪黒福造のような!(自分で言っておいてなんですが、子供の頃にテレビで見て以来、今でも超ド級のトラウマです、『笑うセールスマン』・・・)

失礼しましたm(_ _;)mジャンピングドゲザ

今作『応天の門』を最後に、組長の光月るうさんが退団されます。

トップや2番手や好きな人が退団するのはもちろん悲しいけど、組長さんが退団するのはどの組でもものすごく悲しい。なんか、勝手に、組長さんはずっとその組にいてくれる気がするんですよね。。それか専科に行くか。最初にそう思ったのは、越乃リュウさん(月組・2013年退団)の退団発表があったときだったかなぁ。次回の宙組公演『カジノ・ロワイヤル』で寿つかささんも退団されるし。。

組長さんは厳しくも温かくみんなを見守っているお母さん(お父さん?)ですもんね。。

さて、今回の藤原良房もそうでしたが、光月さんが演じる初老の男性や老人は、いつも本物に見えます。見た目や動きもさることながら、声(声色やトーン、喋り方すべて)に説得力があるのです。

『川霧の橋』の源六なんて、ほんとに年配の男性が演じているのかと思うほどでした。

月組は好きな役者がいっぱいいるけど、今回は光月良房が出ているシーンは光月さんにロックオンしまくりでした。台詞のない座っているだけのシーンでも、そこにいるだけで圧を感じる役者さんです。ううっ、光月さん。。(ノД`)

今作はぜひとも注目いただきたいシーンがたくさんあります。なので・・・久しぶりに「よかったところ」コーナーいってみよー!

よかったところ

用心棒

昭姫の店が初めて登場するシーン。大勢いる出演者の中で、異質な風体の超いかつい男が一人。『シティーハンター』の海坊主すら食っちまいそうな出で立ちです。

登場するたびに、舞台のどこにいても気になるのなんのって。見た目はいかつくて実に威風堂々とした雰囲気(用心棒だけど)。出演者が銀橋にズラッと並んで踊る時は、彼だけワンテンポ遅れて動きます。マイクに乗る台詞は一つもないのに、見た目と動きがとにかく気になる。流行病の後遺症で体が不自由になった女性たちが動く時には、背中に優しく手を添えたり、歩幅を合わせたり、労るように顔を覗き込んだり、なんかもう・・・惚れてまうやろー!

プログラムを見たところ、ちゃんと役名がありました。役名は大拙、演じているのは大楠てらさん。遠目に見ていても身長高そうだなと思っていましたが、180cmあるとのこと。動き方や見せ方をかなり研究されたものと思われます。これまで存じ上げなかったのですが(すみません。。)月組を観る楽しみがまた一つ増えました♪

吉祥丸(道真の兄)が犬に襲われるシーン

道真は菅原家の三男。一人の兄は幼い頃に亡くなり、もう一人の兄(吉祥丸)は犬に襲われたことがきっかけで亡くなります。

この吉祥丸が犬に襲われるシーンがですね・・・犬の姿は見えないけれど、そこに獰猛な犬がいることをありありと感じられるのです。演出がうまいし、吉祥丸を演じている瑠皇りあさんの恐怖の叫び声も鳥肌もの。ジョーズとか切り裂きジャックとかみたいに、見えない恐怖の方が見える恐怖よりいろいろと想像できる分、恐ろしいのかもしれません。五感で感じる恐怖とでも言いましょうか。。

風間さん

風間さんの芝居にはいつも驚かされます。どんな年齢でもどんな時代でも、役を完全にものにしている感じ。今回も、光月良房を相手に対等な芝居をされています。一体どれだけの学年差があるのか(@_@;) 自身の幼い頃を回想するシーンでの歌は、胸に迫るものがあります。『ロミオとジュリエット』でティボルトが歌う『本当の俺じゃない』が一瞬よぎりました。

また、百鬼夜行の事件がひとまず一件落着し、道真が帝の前に出て喋るシーン。月城さんに目が行くのはもちろんですが、上手の末席で道真の話を黙って聞いている風間基経の表情にもぜひご注目いただければと思います。恥辱、憤怒、後悔、羨望など、いろいろな感情が渦巻いている表情です。

百鬼夜行と道真・検非違使の立ち回り~昭姫たちの驚きの表情

クライマックスでの立ち回り。立ち回るのは「文」の道真と「武」の検非違使。へっぴり腰の道真の周りで、腰を落としてカッコいい立ち回りを披露する、業平を中心とした検非違使の面々。ここもやっぱり、真ん中でズレた(ズラした)動きをしている月城さんに目が行ってしまうのですが、素敵な殺陣がついている検非違使の皆さんにもご注目を! あ~、この作品、注目ポイントがほんとに多い(><)

昭姫をかばって百鬼夜行に斬られる道真。道真が死んだと思い、昭姫たちは嘆き悲しみます。
しかし、死んだと思っていた道真が何事もなかったかのように話し出し、すくっと立ち上がる。その道真を見上げる3人(昭姫、白梅、長谷雄)の顔が、まさに漫画の顔です。「!?」という吹き出しが見えるようでした。丸い吹き出しじゃなくて、トゲトゲのやつ(笑)

ラストの銀橋での道真

ラストは銀橋で道真が歌います。初めて見る道真の晴れやかな顔。進むべき道を見つけたからか、他者と力を合わせる喜びを知ったからか、はたまたその両方か、それ以上の何かか。とても清々しいシーンなのですが、泣けてきました。

道真は結構、周囲の人間をバカだと思っているふしがあります。人付き合いよりも書物を読むことを好み、昭姫に「大切なのはどこで生きるかではなく、ともに生きる人の心と向き合うことだ」と諭されます。

なんかね・・・似てるんですよ、私(苦笑)

だから、昭姫の「大切なのは~」という台詞も、かなりグサッと来ましてね(大汗)

いや、私も、これじゃいかんと思って、ちょっと気乗りしないなぁと思う集まりでも、どこにどんな縁が転がってるか分からないと思って行くようにしてるんです。でも、その場を離れた瞬間に、めちゃくちゃ疲れてるのが自分で分かるんです。HSP(ハイパー・センシティブ・パーソン、いわゆる「繊細さん」というやつ)まではいってないと思うんですけど、それに近いものがあるんだと思います。子供の頃から浮いてたし、ものすごくいろんなことに気がつくし。

道真のあの晴れやかな顔と輝く目を見て、なんだか我が身を省みましたm(_ _;)m 気づかせてくれてありがとう、月城道真・・・。

ここで清々しい気持ちのまま幕が下りるのかと思いきや、最後の最後で本物の百鬼夜行(=権力者たち)が一瞬、舞台上に姿を表し、道真と対峙・暗転して終わります。このシーンの照明の当て方がうまいんだわ。照明の力で演出がよりドラマチックになっています。このあと新たな何かが起こる予感。続きを感じさせる終わり方です。こういうの大好き♪

月組は、誰々さんが演じる◯◯(役)ではなく、◯◯が舞台上で生きているような芝居を見せてくれます。個人の力と組の力が上手く組み合わさっている感じ。

宝塚はスターシステムなので、個人の力に頼る部分がかなり大きくなっている組があるのも、ある意味ではしょうがないのかもしれません。でも、芝居は皆で創り上げるもの。やはり組全体のバランスは重要です。これも、花組『うたかたの恋』の後で今回の月組『応天の門』を観たからよく分かりました。。

「よかったところ」コーナーには入りませんでしたが、業平の配下である検非違使のNo.2、國道を演じた蓮つかささんは、拝見するたびに台詞の聞き取りやすさが抜群で、どんどん演技に深みが増しています。

今作で退団される、清和帝を演じた千海華蘭さんは2006年初舞台。男役17年目にして、最後の作品がまさかの子役!! 初々しくも聡明な帝で、『元禄バロックロック』で音くり寿さんが演じたツナヨシ(徳川綱吉)に通じるものがありました。観劇前にチラッと人物相関図は読んだけど、それでも実際に舞台で見ると、娘役が演じているのではないかと思ってしまいました。

海乃さんの昭姫は、個人的に今までで一番のハマり役だと思います。見た目も台詞回しもキャラも、海乃さんじゃなければ、絶対あそこまでハマらない!

鳳月さん演じる業平は、人物紹介にも書いていますが、艶っぽい色男。まるで光源氏。でも、軟派な部分と硬派な部分、本音と建前、陰と陽など、相対する2つのものを持っていて、今作の中で一番演じるのが難しそうですが、非常に魅力あふれる人物に仕上がっていました。

他にも、藤原常行役の礼華はるさん、菅原家の女房・白梅役の彩みちるさん、道真の学友・紀長谷雄役の彩海せらさんなど、脇を固める中堅も芝居巧者。叶うなら、いろんな人にロックオンして、いろんな角度から何度も観たいです( ;∀;)

権謀術数渦巻く朝廷。自らや自らの家を優位に立たせるべく、醜い足の引っ張り合いが行われる。誰も、この国をどうしていきたいのか、大局の視点で物事を見られない。生きる痛みを知る市井の人々の方が、よほど冷静に物事を判断できる。

今でこそ政治の権力闘争で殺人は起こらないけれど(多分。少なくとも日本では)、何百年経とうが何千年経とうが、人間の社会は変わらない。

『Deep Seaー海神たちのカルナバルー』について

全体を通しての感想

正直、これまで月組にショーのイメージはありませんでした。なので、ラテンショーというのを知った時は少々不安に。。

ところが、乗りに乗ってる月組生。私の予感をしょっぱなからあっさり裏切ってくれました(^^)v

今作『Deep Seaー海神たちのカルナバルー』、幕間休憩後に客席の照明はついたままの状態で、指揮者がお辞儀をします。その後、演奏が始まり開演。月城さんのアナウンスは、開演前ではなく開演後です。

アナウンスが終わって一度暗転・・・からの~~~~チョンパ!!

まぶしい(´Д⊂☆!!

皆さんTHE・ラテンな派手派手フリフリの衣装を身に着けておられますが、中でも月城さんの頭飾りに注目!・・・って、あえて言わなくてもきっと目が行きます(笑)あの頭飾り、一体何キロあるんだろうか・・・。軽く背負う量の羽根です。

新トップコンビの大劇場お披露目公演のショー『FULL SWING!』が、ジャズをテーマにした大人なショーだっただけに、月城さん・海乃さんを中心に、全員が全員、終始こんなに熱量高く歌って踊れることに驚きました。失礼ですね、はい、失礼です、すみません(;一_一)

いや、でも、ほんとそれぐらい、月組にショーのイメージがなかったんです。。月組のショーでパッと思いつくのは、龍真咲さんがトップだった時の『CRYSTAL TAKARAZUKA』。いつのだ?と思って調べたら、なんと9年前の2014年でした。。

それはさておき、海乃さん、『ダル・レークの恋』を観た時も思いましたが、黒塗りだと印象がガラッと変わる。

勝ち気な感じのダンスシーンが多くて新鮮でした。特にデュエットダンスのタンゴはかっこよかった! 大階段上で客席を背にして立つとか、銀橋で後ろ向きに進むとか、絶対怖いよねぇ。。結構本格的なタンゴでした。

鳳月さんは女役で月城さんと組んで踊ります。専科の凪七瑠海さんに匹敵する異次元のスタイルだとは知っていましたが、デコルテもおきれいで。風間さんの歌をバックに妖艶に踊るお二人。しかし、このシーン最大の注目ポイントは最後のせり下がりです。オペラグラス・ロックオンし損ねたけど、遠目に観ても・・・キャー( 〃▽〃)(*ノェノ)キャー

『Deep Seaー海神たちのカルナバルー』を観て思ったのは、銀橋を渡る人全員が自信に満ちてるということです。もちろん内心ではドキドキしていて、それを必死に隠しているだけかもしれませんけど^^;

​特に風間さんは渡り方に余裕すら感じる。

​赤い衣装で1人or数人が交互に銀橋を渡るシーンでは、最前列のお客さんにちょっかいを出して(?)ました。くうっ、いいなぁ!(☆▽☆) 他の人は小走りで花道からはけていたけど、風間さんはリーゼントを整えつつ客席に目をやりつつ悠々とはけます。

前回観劇した花組のショー『ENCHANTEMENTー華麗なる香水ー』も、前々回の星組『JAGUAR BEAT』も、開演後のかなり早い段階で行われたロケットダンス。今回はいつもの時間帯(後半~デュエットダンスの前)でした。濃紫と黒を基調としていて、ロケットの衣装としては豪華なものだと思います。足上げも揃ってましたねー。組としての力が強いと、足上げも揃うのかも?

花組の柚香光さん、星組の礼真琴さん、宙組の潤花さんのように、群を抜いてダンスが上手い人は今の月組にはいないと思うのですが、なんというか、、、みんな上手いの。ちょっと矛盾した言い方だけど(^_^;)

それに今回は、終始本当に熱量が高かったのが印象的でした。座席によってはセットの陰になって見えないと思われる位置で踊っている人も、ホントにみんながみんな!

​「(巻き舌で)アララララー!」とか「ヘーイ!」とか掛け声を上げる時、全員が思いっきり言ってる。一辺の恥ずかしさも躊躇いも感じない。きらびやかなショーなのに、彼女たちが発する熱量でウルウルしっぱなしでした。これがね、生の舞台の力なんだよね。

組によっては、良くも悪くもトップありきのショーになっている場合があるけれど、全員に等しく見せ場がある感じでした。それは月城さんがどうということではなく(しろこは月城さんの大ファン♡)、誰がその場面の真ん中に在っても、その場面を創り上げる力があるということ。トップとその他大勢ではないということだと思います。

今回のパレードは、端から端、手前から奥まで全員見渡したあとは、光月さんにロックオン。いい顔されてましたよ~(*^^*) で、それを見て私はまたウルウル(´;ω;`)

耳に残る曲はなかったけれど、芝居『応天の門』もショー『Deep Seaー海神たちのカルナバルー』も大満足の内容でした。

心のエネルギーが満タンになったので、これでまた仕事も勉強もしばらく頑張れます! ありがとう!

・・・と思って劇場を後にしたものの、観劇から記事投稿までに3週間経ってしまい、今はもうエネルギーが枯渇寸前です(苦笑)は、はやく次の公演を観劇したひぃぃぃ。

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