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現役のタカラジェンヌで、古き良き宝塚の男役を体現している方と言えば・・・愛月ひかるさん!
現役のタカラジェンヌで、役の振り幅が大きい方と言えば・・・愛月ひかるさん!
一旦専科に行ったけれど、星組に組替えになって、次のトップになるものだとばかり思っていたら、まさかの退団。学年が上がってくると、そろそろ退団かな。。となんとなく感じる方々もいますが、愛ちゃんの退団は予想だにしていませんでした。公式サイトの退団者一覧を見て、しばらく固まったわ(TдT)
こんにちは、しろこです。
そう、本公演は星組2番手スター、愛月ひかるさんの退団公演。
最後の役が108歳って、もっと他になかったのかと思いました。
が、以前『TAKARAZUKAカフェブレイク』に出演なさっていたとき、『ロミオとジュリエット』で演じた『死』の話だったかな?『そういえば私、人間じゃないやつ(役)やるの好きだった』とおっしゃっていたような(今回の役は一応人間です^^;)。
今作『柳生忍法帖』、作品全体としては、ちょっと前に観た宙組『シャーロック・ホームズ』の二の舞感が否めません。
いいとこ取りして無理やり1時間35分に詰め込んで、結局、芝居の焦点がボケボケ。
原作を知らないから、どこをどう潤色したのかはわからないけれど、武芸の「ぶ」の字も知らない女たちが手練れの武士を成敗する(寝首を掻っ切るのではなく、刀を持って対峙して)とか、散々悪事の片棒を担いできた女が敵役にコロッといっちゃうとか、「んなわけあるかい!」「なんでやねん!」が満載でした。
ま、今回は愛ちゃんの最後の勇姿を目に焼き付けるのが一番の目的だったから、それでも楽しめたけど。。
いつも『あらすじ』を書くときは、作品紹介を参考にしつつも自分が感じた印象も盛り込んで自分の言葉で書くのですが、あまりに「なんでやねん!」な展開だったので、今回は公式サイトの作品紹介をほぼ引用(笑)←Σ(′Д)つ)′∀
)ヲイッ!!
感想にかこつけて、小説やアニメを舞台化することについて真面目につらつらと書いてみました。『シャーロック』の感想同様、少々(で収まってるかな?)辛口です。「今作は非の打ち所がない作品だ!」と思った方は、斜めに読むか読み飛ばしてください(;´∀`)
『柳生忍法帖』について
参考情報
あらすじ
寛永年間。暴政を敷く会津藩主・加藤明成を見限り出奔した家老・堀主水の一族に、復讐の手が迫る。明成は堀主水の断罪だけでは飽き足らず、幕府公認の縁切寺・東慶寺に匿われた堀一族の女たちをも武力をもって攫おうとする。しかしそれは、男の都合に振り回された生涯を送り、女の最後の避難場所として東慶寺を庇護してきた天樹院(豊臣秀頼の妻であった千姫)には許しがたい事であった。女の手で誅を下さねばならぬ。そう心定めた天樹院は、敵討ちを誓う女たちの指南役として、密かに一人の武芸者を招聘する。将軍家剣術指南役の嫡男ながら城勤めを嫌い、剣術修行に明け暮れる隻眼の天才剣士、柳生十兵衛。女たちを託された十兵衛は、七本槍と呼ばれる明成の家臣・漆戸虹七郎ら強敵たちと死闘を繰り広げながら会津へと向かう。待ち受けるのは、藩を牛耳る謎の男・芦名銅伯と、銅伯の娘で明成の側室ゆら。果たして十兵衛たちは、凶悪な敵を打ち倒すことが出来るのか…。
主な配役
柳生十兵衛:礼真琴
隻眼の天才剣士
ゆら:舞空瞳
芦名銅伯の娘。加藤明成の愛妾
芦名銅伯:愛月ひかる
加藤明成に使える謎の男。芦名一族の長
漆戸虹七郎:瀬央ゆりあ
芦名一族の精鋭・会津七本槍の一人
千姫(天樹院):白妙なつ
将軍家の姉
沢庵和尚:天寿光希
江戸東海寺の禅僧
加藤明成:輝咲玲央
悪逆の会津藩主
全体を通しての感想
もろ当て書きな『眩耀の谷』のようにトップを推した作品でもなく、『アウグストゥス』のように退団する2番手スターへの餞という感じもなく、トップ娘役の扱いも雑だし(敵討ちの堀一族の娘たちのほうが出番が多かったような)、外箱公演で相手役を務める実力のある有沙瞳さんにいたってはほとんど目立たなかったし、よく言えば星組の層の厚さがこの配役を可能にした、悪く言えば宝の持ち腐れ、かなぁ。
『1789ーバスティーユの恋人たちー』ほどではないものの、トップとトップ娘役が関わることがほぼありません。
クライマックスで突如として舞空さん演じるゆらが、礼さん演じる十兵衛に愛の(?)告白をするけど、話の流れが唐突というか支離滅裂というか・・・理解不能。
後半に少しだけ、ゆらが十兵衛のことを気にかけているような演出はありました。
父・銅伯の存在が絶対で、自分というものを持っていないのもまぁわかりました。
でも、刺されて死の淵にいる状況で、十兵衛の腕の中で180度人が変わったようにそれら(十兵衛に惹かれていたこと、父の言いなりだったこと)を台詞で説明するってどうなの?
大体、言いなりになっていたという自覚があるなら、表面上は銅伯に従っていても、銅伯がいないシーンで本当の心情を吐露するとか、伏線を張ることができたでしょう?(実はあったけど、見逃したり記憶に残っていないだけ?)
また、登場人物がやたら多いです。
組子全員が出演するから、舞台に立つ人数はいつもと同じなんですけど、多少なりとも話に関わる人が多いと言ったらいいのでしょうか。「民衆」とか「村人」とか、カテゴリーとしての役ではなく、役名がついている人が多い印象でした。
ご贔屓さんがいる方からすると、一言でもマイクに乗る台詞があるとか、数秒でも見せ場があるとか、めちゃくちゃ嬉しいと思います。実際、私も短時間の芝居で「おっ!」と惹き込まれたシーンもありましたし。
ただ、ひとつの作品として見ると、これといった印象が残らないんだなぁ。。むしろ、前述したクライマックスのゆらと十兵衛のシーン(演出)が全てをダメにした感がある。
原作は山田風太郎氏の『柳生忍法帖』
Wikipediaで『柳生忍法帖』のページを見ると、あらすじは宝塚版とほぼ同じのようです。ということは、原作を読んだことがある人は舞台を観て「あー、はいはい!」となるのかもしれません。
原作を読んだことがない人は・・・つべこべ言わずそれなりに楽しめってことかい?
小説やアニメを舞台化するということ。
当たり前ですが、舞台化されるのは良い作品です。
『良い』の定義は、人気があるとか、色褪せないとか、魅力的な登場人物が揃っているとか、ストーリー展開が上手いとか、いろいろでしょう。
なのに舞台化されたものが「なんだこれは・・・」だったら、その理由はどこにあるのでしょうか(漫画やアニメの舞台化はそもそも無理があるから、「まぁこれもありか」という感想だったら成功。「舞台も面白い!クオリティ高い!」だったら大成功)。
私はひとえに、演出家が原作を愛してやまないことが原因だと思います。
好きであればあるほど、作品そのものにも登場人物にも思い入れが強い。
あの人物のこのエピソードは外せない。
あのシーンを是が非でも体現したい。
あれもこれもと詰め込んだ結果、出来上がったもの。
作品全体を通して見たとき、観ている人の心に何らかの形で刻まれるものがなければ、演出家のただの独りよがり、ただの自己満足に他なりません。
原作がある宝塚作品で、舞台を観てその世界観の虜となり、原作を読んだ作品が2つあります。
それは、『スカーレット・ピンパーネル』と『銀河英雄伝説』
前者の原作はバロネス・オルツィ著の『紅はこべ』、後者は田中芳樹著の『銀河英雄伝説』です。
誰が演出したのかと思って調べたら、どちらも、かの小池修一郎氏でした。
演出が上手ければ、原作を知らなくても舞台に惹き込まれて、かつ原作も読んでみたくなるんですよ。
ここに至るまでに何があったのだろう。
この後どう続くのだろう。
他のエピソードも知りたい。
舞台では描かれなかった登場人物の違う一面が見たい。
そう思わせる力がある。
『紅はこべ』は1冊の文庫本ですが、『銀河英雄伝説』は本伝と外伝合わせて文庫本が15巻もあります。それでも舞台が面白かった(ビジュアルも完璧)。
小池氏の手腕は、要点は抑えつつも、全体の流れに影響しない部分をバッサリ切り捨てられることにあるのではないかと思います。そして緩急の付け方が上手い。
比較するのもおこがましいですが、私は長年ドリマトーン(ヤマハでいうエレクトーン)を弾いており、ステージ演奏用に映画やミュージカルの曲でメドレーをつくることがあります。
メドレーにするのは、もちろん思い入れのある曲や作品です。
思い入れがあるから、好きだから、あの曲もこの曲も入れたいと思います。また、曲順についても、メドレーの流れとしてどう聴こえるかより、映画やミュージカルの話の流れ(実際に曲が使われる順番)で弾きたいと思います。
ところがそうしてしまうと、どの曲も中途半端な長さになって聴かせどころがなくなってしまったり、ひとつの作品として聴いたときに収まりの悪さを感じてしまいます。
好きなものを切り捨てたり、削ぎ落としたり、一度バラして組み立て直すことは難しい。
でも、そうすることによって全体の輪郭が浮き上がってきたり、強い印象を与えることができるのです。
ポイントポイントではなく、全体を通してどういう印象を持ってもらうかのほうが大切です。
微に入り細を穿つことが重要なことももちろんありますが、木を見て森を見ずになっては本末転倒。
やりたいことや見せたいものと、見たいものとは必ずしもイコールであるとは限りません(世論や観客に迎合しろと言っているのでありません。むしろ、迎合なんてしてはいけません)。
挑戦は大いに賛成です。ですがそこに、第三者の視点(ここでは、原作を全く知らない人の視点)はありますか?
演奏だって、弾いているときには何も気が付かないのに(むしろ、いい感じに弾けていると思っても)、録音した自分の演奏を聴いて愕然とすることがよくあります。
完全な個人の趣味ならともかく、不特定多数に公開するのであれば、第三者の視点は欠かせません。
『スカーレット・ピンパーネル』も『銀河英雄伝説』も1本物なので、上演時間は2時間45分ぐらいでした。今回の『柳生忍法帖』も先日の『シャーロック・ホームズ』も、1本物の上演時間であれば、もう少し違った見せ方ができたのかもしれません。
と、真面目に少々辛口に書きましたが、今ひとつと思った作品でも、2回目に観たとき(好きな人が退団するときは東京千秋楽も観る)は意外とすんなり話に入っていけたりするんですけどね^^; 大劇場公演と東京公演では、演出が変わることもままあるらしいですし。
同じ公演を何回も何回も観る人もいるようですが(私にはそんな時間も金もない(-_-))、多くの人は1回観るだけだと思います。その1回でイマイチだったという感想を持たれてしまっては、残念ながら後が続きません。
さあ、真面目な話はこれくらいにして、ここからはキャッキャ(゚∀゚)と行きますよ(笑)
よかったところ
愛ちゃんのラスボス感
一応108歳という設定のようですが、若くも見えるけど年齢を超越しているようにも見え、人のようにも見えるけど妖怪のようにも見えるビジュアル。
・・・紛うことなきラスボス感。
普段はおっとりほんわか喋る人なのに、愛ちゃんの引き出しの多さには敬服するばかりです(一番強烈だったのは、やっぱり『神々の土地』のラスプーチン役)。
地に足のついた居方で、おそらく腕の開き方や体の角度のためだと思いますが、とても大きく見える(贔屓目入ってます)。
芦名一族再興のため、会津藩主の加藤明成や娘のゆらをも駒としか見ていないのでしょう。ゆらが十兵衛のもとに走ったときに見せた僅かな狼狽の瞬間だけ、かすかな父親の顔が垣間見えました(はい、贔屓目入ってます)。
銅伯が108歳なら、娘のゆらは一体いくつなんだ・・・と思わなくもないですが、両者とも妖怪めいている点では血は争えません(ゆらも年齢を超越しているように見えます)。
ちょっとくぐもった低音ボイスの愛ちゃん。退団公演での歌、これまでより声量が増していました(これは贔屓目入ってません。ちなみに礼さんも一段と声量が増していました!)。
舞台姿を見ていると、好青年から人ならざるものまで、ものにできない役はないんじゃないかと思います。きっと本人には山のような試行錯誤や葛藤があったのだと思いますが、見ている分には憑依型と思える演者さん。
トップになるか轟悠さん的なポジションになるか、どっちかだと思っていたのに、これで見納めなんですね。。(;_;)
作品は今ひとつだったけど、ほんとのほんとの退団公演(と退団の挨拶)が見たいので東京千秋楽も観ます!
『マノン』組の活躍
『マノン』で初めて認識した輝咲玲央さん、朝水りょうさん、天飛華音さん、そして以前より存在感があった白妙なつさんが大活躍!
輝咲さんは、煮ても焼いても食えないような会津藩主の加藤明成役。
人物紹介で「悪逆の」とありますが、それよりも自己中心的でありながら操りやすい・操られやすい側面がよく出ていたように思います。一言で言うならバカ藩主。こんなのが藩主なんて、家臣も民もたまったもんじゃないよな。そりゃ、銅伯にいいように操られるよな、と思うような人物。
それを、実に横柄に滑稽に、観客をイライラさせるように演じておられました。出番もかなり多い!『マノン』で演じた、見目麗しいスカした男とはえらい違い(笑)
朝水さんは、十兵衛の父で将軍家剣術指南役の柳生宗矩役。
有無を言わさぬかっこよさ。出番も台詞もそれほどなかったけれど、出てきたらあまりのかっこよさに目が釘付け。すっとした顔立ちということもあってか、武士の出で立ちがよく似合う!
ひとまず一件落着して、十兵衛のことをしょうがない倅だと言うときの、困惑しているような照れているような表情がなんともステキでした(*^^*) 実際は礼さんの1期下のようですが、芝居の上ではどう見ても十兵衛の父上。『マノン』を観るまで知らなかったなんて、私の目は節穴か・・・。
天飛さんは、天寿光希さん演じる沢庵和尚の弟子の多聞坊役。
沢庵和尚は人望厚い高潔な人物ですが、多聞坊はお茶目と言うかヘタレというか、本作品中の緩衝材のような存在です。出てくるとほっこりする。坊主なのに、髪を切るのを嫌がってるし(笑)ラスト付近で、十兵衛の影武者(?)となって七本槍の漆戸虹七郎に斬りかかるという見せ場があります。唯一客席から笑いが起こるシーンです。ご期待ください☆
白妙さんは、豊臣秀頼の妻だった千姫(天樹院)役。
駕籠から下りて最初の台詞を発した瞬間から、肝の座った高貴な女性というのがわかります。明成とは真逆の(比べるのも失礼なほど)、厳しさと慈悲深さを併せ持つ、お仕えしたくなる女性です。どんと構えた役ができる娘役は貴重な存在。場面が締まります。
他にも、殺陣のシーンでの礼さんの鮮やかな立ち回り(特に手首の返し方がいい!)や、舞空さんの妖女っぷり、七本槍の一人を演じた漣レイラさんの救いようのない汚さ(子どもを盾に逃げようとする)など、要所要所の見どころはたくさんありました(なのに全体として見ると・・・え、もういいって?苦笑)。
『モアー・ダンディズム!』について
全体を通しての感想
いつもは開演5分前ぐらいになると緞帳が上がって、作品のタイトルを映したもう1枚の幕(?)が出てきます。でも今回は開演まで緞帳が閉まったまま。珍しいなぁ。
『ダンディズム』3部作の3作目(1回目は1995年花組の『ダンディズム!』、2回目は2006年星組の『ネオ・ダンディズム!』)らしいのですが、他の2回を知らない葉加瀬(太郎)ファミリー好きの私は、「『ダンディズム』って、古澤巌さんの?!」と本気で思いました(笑)
2階席だったので、終始横の広がりと縦の広がりの両方を感じられました^^
幕開きは鮮やかな色のスーツとソフト帽でキメた男役と娘役。縦一列になっての整然とした位置替え、そして礼さんが上から下りてくる!(大階段の上から歩いてではなく、ゴンドラ?に乗って舞台の真上から)
しょっぱなから期待が高まる!
男役のスーツ+ソフト帽がかっこいいのは言わずもがなですが、娘役のスカートスーツにソフト帽もいいなぁ。
ガラッと変わって愛ちゃんの銀橋ソロ。薄紫の衣装が、優しげな彼女(彼?)の雰囲気とよく合っています。さっきまで演じていた銅伯の面影はどこにもありません(笑)退団者にがっつり寄せたオリジナル曲ではないけれど、晴れやかな表情で歌っていて、観ても聴いても染みました(泣)
続いては本ショーの中で唯一異色のシーン。革命か、紛争か、不穏な渦に巻き込まれる若者たちを描いた芝居仕立てのダンスです。
その後、ロマンチック・レヴューと言えばこれ!と思う、大きな帽子をかぶってパステルカラーのドレスに身を包んだ娘役たちが軽やかに歌い踊る。
中詰めは、黒燕尾の男役の群舞から。黒燕尾のシーンにハズレはありません。男役だけでクールにキメたあとは、薄ピンクのドレスを着た娘役も入って舞踏会のようなきらびやかな雰囲気に。
そしてそして、白い軍服を着た愛ちゃんをセンターとした、古き良き宝塚を思わせる場面へ!(「古き良き」と言っても、昔のことは知らないんですけど :P)ずっと白い軍服を着てみたかったそう。このシーンは演出家からのプレゼントですね^^ 舞台映えするスタイルなので、めちゃくちゃお似合いでした♪
続いては白と黒の縦ストライプのスーツに、帽子を深くかぶった瀬央さんと綺城ひか理さん、男役ペアのタンゴ。ペアダンスといえば男女で踊るものと思われがちですが、アルゼンチンタンゴは元々、男同士で踊ってましたからね。男役ペアのタンゴは力強さと鋭さがあり、男女ペアのタンゴとは違ったかっこよさがあります。
そこからちょいワル(?)な雰囲気の男役の群舞へ。なんとなく時代を感じる振り付けだったので、もしかしたら過去に上演した『ダンディズム』にもあったシーンなのかもしれません。
この場面、礼さんがソロで踊っているときに舞台袖に投げた帽子が、セットに当たって舞台上に跳ね返ってきたんです。そのあと群舞で出てきた人が帽子に気づいて、自分がはけるときに何事もなかったようにサッと回収しました。こういうのが見られるのも生のい・い・と・こ・ろ♪
いよいよ終盤。下級生のロケットダンスから、ラテン(ロック寄り?)の曲で情熱を散らすようなダンスシーンへ。
瀬央さんの銀橋ソロはソロとは思えない熱量で、観客の視線を独り占め。
愛ちゃんの歌とダンスがあってから、デュエットダンスも愛ちゃんの歌で。
3人ともグレーがかった青とでも言いましょうか、シックで大人びた雰囲気の色の衣装でした。踊っているときも歌っているときも、なんともいえない表情(優しそうだったり穏やかだったりどことなくもの悲しい感じもしたり)をしておられました。ゴメンね、デュエットダンスそっちのけで愛ちゃんを観てましたの^^;
ここまではどの場面も良かった!
が、またしても最後が・・・。
パレードの曲が全く盛り上がれない。なぜあの曲にしたんだろう。最後で「なんでやねん!」って、なにも『柳生忍法帖』に寄せなくてもいいのに(←寄せてないって(・.・;))
ほら、終わりよければ全てよしって言うじゃないですか。
パレードはさ、一番盛り上がってほしいじゃないですか。
帰り道で思わずパレードの曲が頭の中で鳴るとかさ。
どうかパレードの曲はノリのいい曲にしてくださいっ!!
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今回も長文にお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m
イマイチな部分がある作品のほうが、真面目な話が入るから文字数が多くなっているような(笑)
星組は礼さんがトップになってから、ダンスの振り数が目に見えて増えましたね。歌や芝居が得意な生徒はきっと大変でしょう。でも、礼さんのダンスに引っ張られてか、観るたびに集団としてのダンスの圧が上がってる気がします。
私も経験があるのですが、上手い人と歌ったり踊ったりすると、不思議とそれまで出なかった高さの音が出たり、大きく伸びやかに動けたりするんです。自分で知らず知らずのうちに引いていた線を越えられるというか。
礼さんは間違いなく、5組中一番エネルギッシュなトップさん。このままイケイケで突き進んでほしいです☆
そして愛ちゃん、退団するその日まで元気に舞台を務められますように(>人<)
笑顔で退団できることを祈ってますっ!!ありがとー!!(泣笑)
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