年越し準備~しめ飾りの作り方と『関札』~

しろこの頭の中

※本記事には広告が含まれています。

皆さんのお宅では、どんな年越し準備をなさっていますか?

大掃除? (´ー`*)ウンウン

お墓参り? (。 ・ω・))フムフム

おせち作り? ( -∀-)b))ソウソウ

・・・誰か、しめ飾りを作って関札を貼り替えるって方、いらっしゃいませんか?苦笑。

こんにちは。しろこです。
ど田舎でじーちゃんばーちゃんを親代わりにして育ったからか、子供の頃から年越し準備といえば

・神棚に祀る松を取りに行く
・しめ飾りを作る
・関札を貼り替える

という、誰にも全く共感してもらえない作業を担当しておりました(むしろ、「何それ?」っていう、ね・・・)。

ズバリ、神様担当(笑)

松は雄松(クロマツ)と雌松(アカマツ)とを5対(神様、歳神様、荒神様、仏壇、お墓。仏壇とお墓は神様じゃないけど(^o^;))、そこら辺の山から調達。松ヤニが手につくと、ベタベタがどうしたって取れなくて、子供ながらにテンションただ下がりでした(笑)祖父の足腰が弱ってきてからは、スーパーかホームセンターで買うようになりました。

しめ飾り作りは、一人暮らしを始めてからも帰省する度に一人黙々と励んでおります。傍から見ると、完全に職人のよう、らしい・・・。

ただでさえ冬場は指先がガサガサになるのに、しめ飾り作りがトドメとなって、ガサガサどころかボロボロの状態で新年を迎えます(((^^;

しめ飾りと言っても、この記事のトップ写真にあるような華やかなもの(年末になるとスーパーの出入り口付近で売ってるようなやつ)ではありません。田舎のものすご~く素朴なやつです。

材料はこちら↓

・輪じめ(スーパーで購入)
・ウラジロ(スーパーで購入。昔はその辺の山で取ってきてた)
・葉付きの橙(畑にある)
・園芸用の針金(ネギの根元とかお菓子の袋を留めているような針金でも可)

これらをうまいこと組み合わせて針金で留めます。

作り方はこちら↓(誰が知りたいんだ^^;)

ポイントは、まず輪じめを指に乗せて重心を探ること。
輪じめの中央=重心ではありません。

①輪じめの重心辺りにウラジロの茎を差し込んで針金で留める。
※ウラジロは白い方が前です。

②同じところに橙をセットし、葉の根元に針金を引っ掛けるようにして留める。
(橙は結構ずっしりしているので、落ちないように針金でぐるぐる巻きに固定する)

③クギに引っ掛けられるように輪っかを作る。
(うちの神棚には、しめ飾りを引っ掛けるためのクギが打ってある)

完成品はこちら↓

しろこ作@玄関

これを、玄関、神様、歳神様、荒神様に飾ります。

冬場は乾燥しているので(田舎の昔ながらの一戸建ては風通しが良い(^_^;))一日も経たないうちにウラジロはパリッパリになって丸まります(笑)

ちなみに、なぜしめ飾りを自宅に飾るか、ですが、自宅が神聖な場所であることを示し、神様に降りてきていただくため、です。

なので、当然のことながら、飾るのは大掃除が終わってからですよ~。

さて、もう一つの『関札』

これ、私、ずーーーーーーっと『せきふだ』って読むんだと思ってたんです。なぜなら、祖父も祖母も『せきふだ』と言っていたから。

で・も・ね、今回この記事を書くにあたって初めて調べてみたら、どうやら『せきさつ』と読むらしいのです(@_@;)!!! 30数年分の衝撃Σ(= =;)ハウッッ!!!

いやぁ、刷り込みって怖いですねぇ(汗)
こんなこともあるので、皆さん、一度自分の常識を疑ってみてください(^^;)

で、この『関札(せきさつ)

どんなものかパッと浮かびますか?

しろこ
しろこ

キョンシーのおでこに貼ってるようなやつです。

 はい、今反応した方はきっと私よりちょっと上の世代ですね( ̄ー ̄)ニヤリ

冗談はさておき、『関札』とは、半紙のような表がツルツル、裏がザラザラした12cmくらいの短冊状の薄い紙に、墨で梵字が書いてあるもの・・・と思ってたんです、ずーーーっと。なぜなら、うちのがそうだから。。

でもこれも違ったのです(@_@;)!!!

これ↓が我が家の『関札』

調べてみたところ、主流はこういうの↓・・・なの?

出典:出雲大社東京分祠(http://www.izumotaisya-tokyobunshi.com/main3.htm
出典:白雲大社(https://shirakumotaisha.com/jyuyohin

いやぁ、刷り込みって・・・ え?もういい?

関札は家に災いや邪気が入り込まないようお祀りする、家内安全の御札です。
玄関先に貼るのが一般的なようですが、うちでは玄関とトイレのドアと台所の軒下に貼っています。

「関=人・物・事を隔てて出入りする所」であり、「邪気が入り込まないように」ということなので、玄関とトイレはわかるにしても・・・あれ、なんでうちは台所の軒下にも貼ってるんだろう。。昔は台所からも出入りしてたのかしら(・_・;)

貼付にはごはんを潰して作った糊を使います。1年前のものは剥がして、しめ飾りなどと一緒にお焚き上げしてもらいます。

・・・と、実家で子供の頃から当たり前にやっている年越しの準備ですが、改めて意味や方法を調べてみると、知らなかったことだらけで「ええっ?!Σ(゚Д゚;)アラマッ!!」の連続でした。
(実は、毎年関札を授かる袋に『節分の御札』と書かれていて、「え?もしかしてこれ、関札ですらないの?節分の御札なん?!」と焦ったものの、節分の御札には『立春大吉』と書かれているようなので、関札で間違いない・・・はず)

調べついでに、うちの関札に書かれている梵字の意味も調べてみました!

えっと・・・一番上の文字が大日如来を表すことはわかったんですが、奥が深すぎて他の文字が何を表しているのかは残念ながらわかりませんでした(T^T)あれ、でも大日如来って真言密教…。わ、わからん…orz ひとつわかると、ひとつわからないことが増える(苦笑)

詳しい方、ぜひ解読と解説をお願いします。。m(__)m

ーーーーーーー
2020年は何かと騒がしい年でしたが、どちらかと言うと元々人付き合いが苦手で内向的思考、かつそれなりに肝が座っていて情報は疑ってかかる冷めた人間にとっては、結構淡々と過ぎていきました(なんか、こう言うと我ながら嫌な人間に聞こえるな:苦笑)。

先が見えない?
これまで未来が見えたことはありますか?

少なくとも私は、数秒先の未来すら見えたことはありません。

ためしに「2020年の運勢」みたいなワードで検索してみてください。占い師ですらそんな感じです。

始まりがあれば終わりがあります。

無いもの・できないことを嘆くのではなく、有るもの・できることにちょっとだけ目を向けてみてください^^(いや、わかってます、激動の渦中にいる人はそんな余裕なんてないということは。私もそうだったことがあるので・・・)

うつ病体験記①』にもチラッと書きましたが、私は数年前から、オマケの人生を生きているような感覚です。自分はどう考え、どう感じ、どう行動するのか、全ては己の責任において、日々淡々と(( `皿´)キーッ!!となることもあるけれどぉー)。

今日も無事に過ごさせていただいてありがとうございました

大正生まれの祖母は、毎日こう言って荒神様と歳神様に手を合わせています。私も病気が治ってからは、寝る前に毎晩心の中で唱えるようになりました。

皆さん、今年は開設初年でよちよち歩き(まだ寝返り段階?)の当ブログを読んでくださりありがとうございました!

すぐ脳内が密になるしろこですが、ブログで定期的にアウトプットすることにより、脳内を埋め尽くす様々な事象と事象との間にソーシャルディスタンスが生まれたように思います。

お後がよろしいようで!

来年も『まるかて。』ならびにしろこをよろしくお願いいたします\(^o^)/
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ☆

コメント

タイトルとURLをコピーしました